感謝は人間関係に欠かせない
断られても、苦情を言われても、
「おかげさまで、ありがとうございます」
不満があっても、残念なことがあっても、
「おかげさまで、ありがとうございます」
人は、「この人は本当に感謝している」と感じると、その人のために何かをしてあげたいという気持ちになるものです。
逆に、通り一遍の感謝ですませてばかりいると、相手の心は離れてしまいます。
それだけに、表現の豊かさが必要です。
心から、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
感謝の気持ちが大切な理由
良い人間関係が築ける
人は、様々な人と関わり合いながら日々生活しています。「感謝の気持ち」は、他者との繋がりをより強固に、そして良好なものにしてくれます。
しかし、大人になると改めて言葉にする機会は少なくなり、つい感謝の気持ちを忘れがちになってしまいます。
感謝の気持ちを与えられると、嬉しくなるのが人間の心理というものです。
どんなときもきちんと感謝を伝えることで、他人とも良好な関係が築けるようになります。
ポジティブになれる
「感謝の気持ち」は、相手への感謝だけでなく敬意や尊敬が含まれることも多いです。
これらの言葉や意味はポジティブなものとして捉えることができます。
日頃から「感謝の言葉」を伝えることで、自分自身もポジティブな気持ちになることができます。
成功しやすい
「感謝の気持ち」を伝えることはプライベートだけでなく、ビジネス面においても重要な要素です。
ポジティブになれるうえ、仕事のモチベーションを高めることにも繋がります。
なぜなら、「感謝の気持ち」を伝えることで、良好な関係を築けた相手と仕事をすることができるからです。
仕事におけるストレスが減ったり、お互いを高め合ったりしながら仕事を行えるようになります。
自分自身のやる気や能力を伸ばして成功をつかむためには、周囲への感謝の気持ちを持つことが大切です。
感謝の言葉の伝え方
熱心に話をしてくれた人に対して
自分のことばかりしゃべるよりも、相手の話に熱心に耳を傾けることができる聞き上手な人の方が、相手から好かれます。
そして、相手が話してくれたことに対して、
〇「なんと幅広い知識をお持ちなのかと、感服いたしました」
〇「伺った〇〇という言葉は、私の座右の銘にしたいと思います」
といった気持ちを表現することで、さらに好印象を得ることができます。
一方で、淡々とした口調で
×「お話ありがとうございました」
×「長い時間をさいていただき、お礼申し上げます」
といった決まり文句しか言わなければ、単なる社交辞令に思われてしまいます。
一般的に、聞き上手な人は、好奇心が旺盛と言われています。
人に会って、どんなことでも教わりたいという欲求を強く持っています。
ですから、人の話に熱心に耳を傾けることができます。
そして、「教わって知恵がついた、役に立った、感激した」という感謝の言葉も自然に口から出てきます。
そのため、相手からも喜ばれます。人の話を聞く時は、熱い好奇心を持って聞くように心がけることが大切です。
※聞き上手についてはコチラの記事を参考にしてください。
助けてくれたが、十分ではなかった人に対して
感謝の言葉を上手に口にするには、「ほどほどのところで満足する」という心の習慣を持つことが大切です。
逆の言い方をすれば、「こうあってほしい」という相手への要求水準が高いと、つい不満が口に出てしまいがちです。
たとえば、人に頼みごとをしたけれども、相手がしてくれたことは、期待していた水準には達していないことがあります。
そんな時、相手が親しい友人や家族だったりすると、つい、
×「もう少しやってほしかったなあ」
×「これで終わり?」
という言い方をしてしまいがちです。
しかし、このようなことを言われたら、相手は「この人の頼みごとは、二度と聞かない」という気持ちになるかもしれません。
要求水準を下げて、「ほどほどで満足する」という気持ちがあれば、
〇「ここまでやってくれて、ありがとう」
〇「大いに助かったよ」
という言い方ができます。
このように感謝する言葉を口にすることができれば、まわりの人との人間関係もみるみるよくなるでしょう。
※人間関係を構築する秘訣についてはコチラの記事を参考にしてください。
本日のまとめ
職場でもプライベートでも、感謝の気持ちは欠かせない。
人は、「この人は本当に感謝している」と感じると、その人のために何かをしてあげたいという気持ちになる。
感謝の気持ちが大切な理由
・良い人間関係が築ける
・ポジティブになれる
・成功しやすい