職場で評価されない人の特徴
仕事内容を理解できていない
自分では頑張っているつもりが、本当にやるべきことをわかっていないことで空回りしてしまう人がいます。
これは、仕事内容をきちんと理解できていないことが原因です。求められていることができていなければ、よい評価はもらえません。
たとえば、パワーポイントの資料のコピーを頼まれたとしましょう。
評価されない人は
「頼まれた資料は白黒で印刷しよう。10部印刷して完了」
評価される人は
「頼まれた資料はプレゼン用の資料だから、社外の人間には見やすいように、A4にスライド1枚のカラー印刷をしよう。社内の人にはA4にスライド2枚の両面印刷、白黒で十分だな。」
指示は同じでも、評価される人は背景・目的まで考えたうえでコピーをしています。たかがコピーでもここまで思考に差が出るのです。
このように、上司がどんな背景・目的をもって指示したのかを想像できると、良い評価を得られるポイントになるでしょう。
同じミスを繰り返す
同じミスを繰り返してしまう人も、仕事ができない人と判断されてしまうでしょう。人間誰しもミスをしてしまうものです。
失敗から学ぶことは大切ですが、同じミスが2回以上重なれば「成長しない人」と判断されます。
一度言われたことを理解・実践できない人は、今後どんな職場に行っても良い評価はもらえないでしょう。
同じミスばかりしてしまう人は、基本的なことですがまずはメモをとる癖をつけましょう。注意された失敗は繰り返さないと強く意識することが大切です。
自発的に動けない
「指示されるまでは何もしない」といった、自発的に動けない人もよい評価はもらえません。いわれたことだけをこなす「指示待ち人間」では、仕事への意欲が低いと思われてしまいます。
会社や上司が求めているのは、指示を完璧に行う人ではなく、指示しなくても自分で考えて行動できる人です。
会社のために何が必要なのかを自ら想像し、率先して行動するようにしましょう。
自発的に動けない人は、周りの人からも仕事ができない人と判断されてしまいます。
何でも人や環境のせいにする
「何も言われていないから納期に間に合わなかった」といったように、何でも人や環境のせいにする人はよい評価は得られません。
何でも責任を人に押し付けているようでは、職場の人間関係も悪くなってしまうでしょう。
社会人として仕事をする以上、自分の判断や行動に責任を持つ必要があります。評価を得るためには、責任感を持って主体的に行動することが大切です。
上司との関係が良くない
上司との関係性が良くないと、良い評価を受けるのは不可能です。
上司の管轄内であれば、いくら成果を出そうと「評価するのは上司」です。日ごろの関係性がモノを言うでしょう。
とは言っても、部下との関係性を理由に正当な評価をしない上司は「ダメ上司」なので、部署異動や転職も視野に入れるべきです。
ただし、一度客観的に見て「関係性の悪さが自分の非ではないこと」を確認してください。
自分に非がある状態で職場を変えても、同じことが繰り返されるだけです。
職場で評価されない人の口癖
職場でなかなか評価されない人は、
×「わかりません」
×「できません」
という言葉が多いと言われています。
会話の中で、同僚から
「この件、どうすればいいか、わかる?」
と聞かれて、
×「私の担当じゃないから、わからない」
という答え方をします。
会議の中で、上司から
「この仕事を任せたいんだけど、できる?」
と聞かれて、
×「まったく未経験なので、引き受けかねます」
と答えます。
このようなタイプの人は、まわりの人たちにとって、頼りない人に見えてきます。ですから、それ以上、話も進まず、評価が上がりません。
たとえ「わからない」「できない」ことがあっても、話を前に進めるためには、上手な言い方があると思います。
○「私にはよくわからないけど、〇〇さんは詳しいから、聞いてみたら?」
○「この分野の仕事をした経験はないのですが、任せてくださるのなら挑戦してみます。ただ、不安な点もあるので、教えてください」
というような言い方です。
つまり、一方的に「わかりません」「できません」で終わらせるのではなく、次のステップへ進むために必要なことを言い添えることが大事なのです。
そのために、「こうしたら?」と提案したり、「ここは教えてほしい」と、こちらから質問したりします。
そんな話し方ができれば、きっと、職場での評価も上がるでしょう。
本日のまとめ
職場で評価されない人の特徴
・仕事内容を理解できていない
・同じミスを繰り返す
・自発的に動けない
・何でも人や環境のせいにする
・上司との関係が良くない
職場で評価されない人の口癖
・「わかりません」
・「できません」