強がる人の特徴
弱さを見せるのが恥ずかしい
強がる人は、プライドが高く自分のだめな部分や弱い部分をさらけ出せません。「弱いことは恥ずかしいこと」と思い込んでいるのです。
周囲にカッコ悪い姿やできない自分を見せたくないため、誰かに頼らないといけない場面でも、虚勢を張って一人でなんとかしようとします。
誰が見ても恥ずかしくない自分になるために、弱さを強さに変えていきたいと、理想の自分を演じているのでしょう。
そのため、上から目線の発言になりやすく、本来の自分とはかけ離れた印象を与えてしまいます。
責任感が強い
強がる人は、人一倍責任感が強く、自分の問題は自分で何とかしなければいけないと思う傾向があります。
そのため、責任感が邪魔して素直になることができません。
たとえば、仕事で上司から何かを頼まれた場合、「自分が引き受けたのだから、自分がやらないといけない」と思うわけです。
周囲に頼るという考えを思いつきもしないため、たとえ一杯一杯になっていても、強がって自力で何とかしようとしてしまいます。
他の人を頼ってもいいのですが、責任感が強すぎるあまりそれができず、何がなんでも自分でやらなくてはと思い込んでしまいます。
自分の実力を過信している
強がる人はナルシストで、「自分ならできる」と思い込んでいる傾向があります。
どう考えても自分の能力ではできないことでも、「やればできる」と思い込んでいるため、上手くいかないことがあっても見栄を張って何とかしようとしがちです。
なぜなら、他の人は自分よりも立場が下だと思っており、自分よりも下の人に頼るなんて恥だと思っているからです。
自分しか信用しないということもあり、絶対に人を頼ろうとしません。
このタイプの人は、自分の実力を客観的に捉えることができないため、周囲が助けようとしても強がって拒絶してしまうのです。
強がりな性格を直す方法
素直に受け入れる
強がりの人を止める方法には、素直に受け入れることが大切です。
人の好意や手助けを、素直に受け入れてみましょう。
「好意を受けたら弱い人」「手助けを受けたら仕事ができない人」と思われてしまうなど、憶測をするのはやめます。
すぐに素直に受け入れるのは難しい人は、まずは「自分自身に嘘をつかない」ことなら始めてみてはいかがでしょうか。
自分にだけは、心の中で「つらい」「助けてほしい」と本当の気持ちを言うのです。
そうしているうちに、次は信頼できる人に心を開いていくという流れです。
素直に気持ちを言えたという成功体験が、素直なコミュニケーションの自信となるでしょう。
他人の失敗を受け入れる
強がりの人は「弱い自分を見せたくない」「失敗した姿をさらしたくない」と思っています。
自分の弱点や問題点を受け入れられない状態が続くと、虚勢を張り続けて誰にも頼れない状態が続いてしまいます。
そんな時は、自分ではなく他人の失敗や弱さを受け入れることから始めてみましょう。
他人に対して寛容になることで、自分の弱さや失敗も徐々に受け入れられ、素直に周囲の力を借りられるようになります。
そして、世の中には頼られたい人もいることに気づくことができるでしょう。
ときには自分の弱さなどを見せて、自分からお願いや相談したりすることで、周りの人とより深い関係を築くことができます。
強がらず、素直になろう
強がって、ごまかさない
ふだんは強がっている人であっても、弱い内面を抱え込んでいます。そのせいで、都合が悪いことは忘れたふりをする…そんなこともあります。
「困ったときは力を貸してくれるって、いっていたよね」
「えっ?そんな約束したっけ?」
お酒に酔った上での安請け合いではありません。しらふのときですから、覚えていないわけがないのです。
「俺に任せておけ、悪いようにはしないから」と太鼓判を押していたのに、イザとなると
×「そんな約束したっけ?」
×「そんなこといった?」
×「ぜんぜん覚えていない」
と、とぼけてしまいます。
「本当は覚えている」とわかっているがゆえに、人格を疑います。
「書いた約束より、口約束を守れ」といった実業家がいました。
書面にしてサインを書いた約束は守って当然です。その人の品性や人格というものは
「口約束を守れるのかどうか」にかかっている…それだけ口約束を反故にする人が多いということなのでしょう。
できない約束はしない、できる約束だけをする…ということが大前提としても、安請け合いした口約束ができなくなったときには、せめて素直に
○「ごめんなさい」
と謝るのが適切な対処法ではないでしょうか。
「そんな約束した?」といってごまかす人よりも、「ごめんなさい」といえる人のほうが、よほど安心してつきあっていける人です。
本日のまとめ
強がる人の特徴
・弱さを見せるのが恥ずかしい
・責任感が強い
・自分の実力を過信している
強がりな性格を直す方法
・素直に受け入れる
・他人の失敗を受け入れる
強がらず、素直になろう
・強がって、ごまかさない
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