先延ばし癖がある人の特徴
何事も楽観的に捉える
先延ばしする人は、どんなに大変なことでも、「なんとかなるよ」と楽観的に考えがちです。
「プレゼン資料、明日までに作り直し?まぁ、俺ならなんとかできる。一気に集中すれば、2時間で楽勝」
などと、楽観的に考えているため、つい先延ばしにしてしまいます。
このタイプの人は、今までの人生でいろいろと物事を先延ばしにしてきても、結果オーライでなんとかなってきた経験があります。
それが変な自信につながり、「今までもなんとかなったから大丈夫」と楽観的に考えるのです。
完璧を求める
先延ばしする人って、完璧主義な一面があります。
スピードより質を重視するタイプなので、「ある程度まとまった時間ができたらやろう」と考える傾向にあります。
たとえば、企画書を作成するにしても、「この企画書は完璧に仕上げたいから、集中するためにも他の仕事先に片付けよう」
と考えます。
じっくりと腰を据えて取り掛かるために、他の雑務を先に処理してしまうとするのです。
その結果、完璧に仕上げようと取り掛かる時には、かなり時間がたっていたり、モチベーションが下がって着手できなかったりします。
※完璧主義な人の特徴について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目先の欲に負けてしまう
先延ばしする人は目先の誘惑に弱いという特徴があります。
「あ〜、もうすぐドラマ始まっちゃう!録画できるけど、やっぱりリアタイでみたいよね。資料読むのは後でいっか」
などと、やらなくてもいけないことよりも、目の前にぶら下がっている楽しいことを優先してしまいます。
目先の誘惑に弱い人は、自分が本来やるべきはずだった事柄をしないことで、未来にどう影響を与えるかを想像することができません。
その結果、本来やらなくてはならないことが、どんどん先延ばしになってしまうのです。
先延ばし癖を改善する方法
やるべきことを書き出して可視化する
先延ばしを改善するには、自分が今やらなくてはならないことを、全て書き出して可視化するようにしましょう。
やらなければいけないことを記載することで、先延ばしできるものがあるのかどうかが一眼で分かるため、先延ばしによるトラブルを避けることができるようになります。
ポイントは、優先度の高い順に書き出し、さらに、時間も区切ることです。
「12時までに企画書を仕上げる。14時までにA社の見積もりを提出する。経理には17時までに連絡すること」
などと、細かく時間を区切ります。
完了するたびにチェックを入れていくことで、達成感を味わうことができるでしょう。
目標を細分化して、小さな達成感を味わう
目標を細かく設定しておくことによって、モチベーションの管理が容易になります。
先延ばしにしたくなるほど気が乗らないのは、やるべきことが多すぎたり、複雑すぎたりするからです。
「まず、A社の過去10年分の業績調べる。グラフにする。その10年の売り上げの内訳調べる。グラフにする。顧客層調べる。グラフにする。」
などと、一つずつ目標を立て、達成できた目標にはチェックを入れていきましょう。
最初は難易度が易しい目標を設定することがポイントです。目標を達成するたびに、達成感も増えていき、モチベーションもアップします。
先延ばし癖のある人への話し方
催促は押してはダメなら引いてみる
なかなかエンジンがかからない人はいるものです。
そういう人たちには、つい、
×「何でやらないの?」
×「いつやるの?」
と言いたくなってしまうかもしれませんが、それではかえってモチベーションが下がってしまう可能性があります。
送別会シーズン、退職する人へ贈る色紙を担当していた同僚が、なかなか書いてくれない人がいると嘆いていました。
困り果てた同僚は上司に相談しました。そのときのアドバイスは。
「優先順位が低いから、やる気スイッチが入らないのよね。そういうときは、押したらダメ。一歩引いて『どうしたらやってもらえるかな』と聞いてみるといいよ」
とアドバイスを受けました。
上司のアドバイスをもとに改めて、その同僚のところへ行き、
○「どうしたら書いてもらえるかな?」
と声をかけるとハッとしたように同僚を見上げてこう言ったのです。
「いま書いて持っていきます」
頼まれたことが途中で後回しになってしまうことはあります。そのことを念頭において、「どうしたらやってもらえるかな」と、一歩引いた声がけを心がけるとよいでしょう。
本日のまとめ
先延ばし癖がある人の特徴
・何事も楽観的に捉える
・完璧を求める
・目先の欲に負けてしまう
先延ばし癖を改善する方法
・やるべきことを書き出して可視化する
・目標を細分化して、小さな達成感を味わう
先延ばし癖のある人への話し方
・催促は押してはダメなら引いてみる
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