頼みごとをするときのポイント3選
謙虚な態度
頼みごとをする相手が、目下の人であっても、謙虚な気持ちを忘れてはいけません。
頼みごとをすれば、相手はそのために時間を費やすことになるからです。
決して、頼みごとを押し付けるのではなく、「時間はあるかどうか」、「相手が引き受ける、引き受けない」を判断できる余地を残すことが大切です。
頼む目的と理由を明確に伝える
頼むときは「何のために(目的)」、「なぜ、頼むのか(理由)」を明確に伝えることが大切です。
つい、焦っていると「いつまでに」という期限だけを伝えてしまいます。
それでは、相手は押し付けられたという気持ちになってしまいます。
頼みごとを快く受け入れることは、できないでしょう。
タイミングを計る
相手が忙しいときや、考えごとをしているときは頼みごとをするのを控えます。
相手のスケジュールなどが分かれば、できるだけリラックスしているときを見計らって話しかけましょう。
「今、少しお話してもよろしいですか?」というように、お伺いを立ててから、話を切り出すと、話を聞いてもらいやすくなります。
頼られたときの心理
頼みごとをすると、嫌がられるのではないか、迷惑でははいかと考えている人もいるでしょう。
実際はそんなことはありません。人は頼られるとうれしいものです。
なぜなら、人には、「誰かの役に立ちたい」という思考がインプットされているからです。
「持っている経験や知識を誰かに伝えたい」
「自分の能力で誰かを助けたい」
といった欲求を誰もが持っています。
したがって、誰かに頼ってお願いすることは、相手の承認欲求を満たすことになります。
それでも、ぶっきらぼうに断られることがあります。
そんなときは、頼み方に問題がある場合があります。
上手な頼み方、キーワード3選
あなたにしか
「○○さん、今度の休日は何か予定がありますか?実は相談に乗ってほしいことがあるので、お会い出来たらうれしいです。
○○さんにしか話せない内容なので…」
あなたにだけ
「よかったら、今度の休日に、レストランに行きませんか?普段なかなか予約がとれないお店なんですが、偶然、知り合いの紹介があって予約することができたんです。
まだ、あなたにしか声をかけていません」
あなただから
「私のパソコンの調子が悪いので、ちょっと見てもらえませんか?同僚に相談したらパソコンのことなら、○○さんに力を貸してもらうのが一番だと教えてもらいました」
これらの言い方をされると、相手は「この人は自分のことを特別な存在として見てくれているみたいだから、断ったら悪いな」と感じ、受け入れてもらいやすくなります。
ただし、この言い方は、普段から上手くいっている相手に対してでないと、「何か下心がありそうだ」と思われてしまうことがあります。
わざとらしい言い方にならないように注意が必要です。
※柔らかい印象を与えるクッション言葉を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
本日のまとめ
頼みごとをするときのポイント3選
謙虚な態度
頼む目的と理由を明確に伝える
タイミングを計る
頼られたときの心理
人は「持っている経験や知識を誰かに伝えたい」「自分の能力で誰かを助けたい」といった欲求を持っている。
人に頼ることは、相手の承認欲求を満たすことになる。
よって、人は頼られるとうれしい気持ちになる。
上手な頼み方のキーワード3選
·あなたにしか
·あなたにだけ
·あなただから
これらのキーワードを会話に入れることで、相手に「断ったら悪いな」という気持ちを起こさせることができる。