なんか言って変な雰囲気になるくらいなら黙っていよう。
そんなふうに、面と向かって相手に何かを伝えることを躊躇してしまうことってありませんか。
または、ちょっと場の雰囲気が気まずくなったときに「どうにかしなきゃ」って思うのにうまく気のきいた言葉がでてこないなんてことありませんか?
相手に言葉を投げかけるって、意外と難しいものですよね。
でも考えすぎて何も言わないことがくせになってしまうと、だんだん自分の考えを押し殺すことが習慣になってしまって、あなたらしさを見失ってしまうなんてことにもなりかねません。
そんな、自分の考えを押し殺しがちな人は、ぜひ「ひとり言」を活用してみましょう。
独り言のメリット
ひとり言は心理学の分野では「セルフトーク」と呼ばれます。
ひとり言は、「人に迷惑をかけているかも」「変な人と思われているかも」とネガティブなことだと捉えられがちですが、以下のようなメリットがあります。
メリット5点
・自分の思考を整理し、気持ちを楽にする。
・不安や孤独による心理的ストレスを和らげる。
・衝動的な怒りを鎮める。
・前向きな言葉でやる気を高める。
・自分を第三者として客観視できる効果がある。
ポジティブワードを空中に投げかけよう!
ひとり言を言うときのポイントは
「ポジティブワードを空中になげかける」です。
ポジティブワードとは、
・すてき
・かっこいい
・さすが
・楽しい
など前向きな言葉です。
例えば
◎誰かとお店に行ったときに、気の利いたことを言わなければと頑張らなくても
「すてき~」
「おしゃれ~」
「おいしい~」
など、感じたことを空中に投げかけましょう。
◎誰かを褒めようとするときに、どういう言い回しをしたら良いか悩まなくても
「わぁー、すご-い」
「ほんと、かわいい~」
「へ~、やさしいな~」
など、素直な気持ちを空中に投げかけましょう。
また、ポジティブなこと以外でも、
◎誰かにショックな対応や言葉を言われたとき、黙り込んで辛抱せずに
「え~‥‥」
「わぁ、ショック‥」
「そんな~」
など、ショックな気持ちを空中に投げかけましょう。
相手に面と向かって言うのが難しかったり、恥ずかしかったりしたときに心の声を「ひとり言」にしてみます。
ひとり言は誰かに向かって言っているわけではないので誰も拾ってくれなくてもいいものです。
ひとり言は、相手に自分の思いを届けることはもちろん、自分の感情を溜め込まずに上手に解放する、ガス抜きをすることにもつながります。
※ポジティブな言葉について解説しています。
独り言を言うときの注意点
自分を責めるひとり言は言わないこと
・あのときもこうだった
・やっぱり自分はダメな人間だ
などは、ネガティブな気持ちや出来事から抜け出せなくなります。
他人を責めるひとり言は言わないこと
・あいつは嫌い
・ふざけんな
などは、相手の嫌な部分に目を向けることになり、その印象を引きずったままコミュニケーションを取ってしまいます。
その結果、関係性に支障が出てしまいます。
本日のまとめ
ひとり言を言うときのポイント
・ポジティブワードを空中になげかける
ひとり言を言うときの注意2点
・自分を責めるひとり言はいわないこと
・他人を責めるひとり言はいわない
相手に面と向かって言うのが難しかったり、恥ずかしかったりしたときに心の声を「ひとり言」にしてみましょう。
ひとり言は、相手に自分の思いを届けることはもちろん、自分の感情を溜め込まずに上手に解放する、ガス抜きをすることにもつながります。