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【不快にさせる言い回し】不快な話し方をする人の特徴とは?

不快な話し方をする人

本日は「不快な話し方をする人」について解説しています。相手を不快にさせていないか、自分の言動をチェックしてみてください。

 

不快な話し方をする人の特徴

相手の話を否定して、自分の考えを押し付ける

 不快な話し方をする人は、自分と相手の意見が違ったときに、「あなたは間違っている」「それは違う」と、開口一番、否定をする傾向があります。

 相手が話したことに対して「それは違う」と一方的に決めつけると、相手を不快にさせてしまいます。

 たとえば、

あなた「部長、今回のプロジェクトは、A案ではなく、B案で進めさせていただきたいのですが」

上司「えっ?、B案?何を言ってるんだ。A案だろう。B案はムリに決まっている。A案で進めてくれ」 

 この上司は、あなたの意見を真っ向から否定し、自分の意見を押し付けています。

 これほど極端でなくても、相手の意見を最後まで聞かずに否定して、自分の意見を押し付ける話し方をする人は、珍しくありません。

 これでは、反感や反発を買うだけです。

あとから文句を言ってくる

 一度決まったことに対し後から文句を言い、覆そうとする人がいます。

 こちらが強い立場を利用して相手に強要したのであれば理解できますが、お互いが合意して決めたにもかかわらず、あとから「やっぱり」と言ってこられると、

「今さらなんだよ…」

「文句があるならそのとき言えよ…」

と不快にさせられます。

上から目線

 何かにつけてマウントを取りたがる、上から目線の人にもかなり不快な気分にさせられます。

 マウントを取りたがる人は、自分より下とみなした人に対して、

「なんでそれできないの?」

「見れば分かるでしょ?」

「説明しなきゃダメ?」

と、アドバイスをする訳でもなく、高圧的な態度でプレッシャーを与えます。

 また、人より上に立ちたいがために、揚げ足を取ったり、嫌味を言う節もあり、言われた方は実に不快な気持ちになります。

 競う必要の無い場面でも、なんでも勝ち負けに持ち込もうとするところも特徴的です。

不快な言い回しの具体例

「私って、○○な人なんで」

「○○さん、コーヒーでよろしいですか?」

「えっと‥‥」

「あっコーヒー苦手でした?」

「すみません、私コーヒー飲めない人なんで」

 

 こんなふうに「私は○○な人」という言い回しを使う人は少なくありません。

 似た表現で、「私は○○なタイプ」、「○○派」というのもよく耳にします。

×「私って、ビールが飲めない人なんで」

×「僕、朝起きれないタイプなんですよ」

×「目玉焼には、醤油をかけたい派だな」

早い話が

「私はビールが飲めません」

「僕は朝起きられないのです」

「目玉焼きには醤油をかけたい」

 ということなのですが、「私は○○だ」というシンプルな言い方に比べて「私は○○なグループに属している」というニュアンスが込められています。

 

 こういう人が、なんとなく不快に感じられるのは、そこに自己防衛的で押しつけがましい態度があるからです。

 単純に「自分はこうだ」と言えばいいのに、「自分は多く存在するうちの一人です」とスタンスを曖昧にしたい、「自分だけの意見じゃないんですよ」と言い訳をしたい、そういう狙いがあるのでしょう。

 

 また、それだけではなく、そんな自分を認めてほしい、という心理もこれらの表現には読み取れます。

「私って、ビール飲めない人なんで」→「ビールを飲めない私を認めてほしい」

「僕、朝起きれないタイプなんですよ」→「朝起きられないのは自分だけではないので許してほしい」

というわけです。

 

もし、あなたが「私は○○な人」を使っていたら‥

 こういう表現をしてしまっている人は、今後はなるべくフラットに素直に言うように心がけましょう。

○「ビールは苦手なんです」

○「早起きは得意じゃないんです。すみません」

という言い方です。

 相手に迷惑をかけるような場合も、適宜「すみません」を付き足せばとげとげしくはなりませんし、何より、相手も自分もそのほうが気持ちよくコミュニケーションできることに気づくでしょう。

「でも」「けれども」「逆に」

「お昼ごはん、どうしようか?おそばとかどうかな?」

「おそばか…逆に、カレーとか食べたい気分かも」

 

 多くの人がつい使ってしまっているけれど、実は相手にイラっとさせる思いをさせている表現といえば、「でも」「けれど」「逆に」といった接続詞がその筆頭かもしれません。

 もちろん、「会話のなかで反対のことを言う」という本来の使い方であれば問題ありません。

 「ラーメンは美味しい。でも、食べると太る」というような場合です。

 

 よくないのは、必要のないときに使うケースです。会話例のような「どこが『逆に』なの?」と言いたくなる使い方です。

 特に自分が話し出すときに、なんの気なしにこうしたフレーズから会話を始める人は要注意です。

 人は誰しも自分の話や意見を認めてもらいたくて仕方ありません。

「そうだね」「たしかに」などと受け止められると、それだけでも本能的にうれしいのです。

 

 一方、「でも」「けれど」「っていうか」といった言葉で話し出されると、まるでそれまでの自分の話を否定されたような気持になってしまいます。

 そこで目に見えないきしみが生まれ、「イラっとする話し方をする失礼なヤツ」と思われてしまうわけです。

 

もし、あなたが、「でも」「けれども」「逆に」を口癖にしていたら‥

 似たような場面で最近増えているのは「それで言うと」と、相手の話を引き取る言い回しです。

 たとえば、パンフレットのデザインの打合せをしているときに、

○「それで言うと、三ページ前のイラストをちょっと見てほしいんですけど」

と、いかにも相手の言ったことを引き取るように自分の話したいことを誘導するわけです。

 これもよく聞くと「『それで言うと』って、全然それで言っていないじゃないか」というツッコミが入りそうですが、「逆に」と相手を否定するような言葉よりはるかに良い印象を与えます。

 

※この人、疲れる、面倒くさいと思われてしまう話し方についてはこちらを参考にしてください。

 

www.wakatusmile.com

 

本日のまとめ

不快な話し方をする人の特徴

・相手の話を否定して、自分の考えを押し付ける

・あとから文句を言ってくる

・上から目線

 

不快な言い回しの具体例

・「私って、○○な人なんで」

・「でも」「けれども」「逆に」