「人見知りで、人との会話に苦手意識がある」
「初対面の人とは、ひどく緊張してしまう」
「会話が続かない…」
知り合った人と誰とでも、すぐに打ち解けることができたらいいのですが、なかなかそうもいかない…。という人も多いと思います。
初対面の人と話すのが苦手な人の心理
相手からどう思われるかを気にしすぎる
初対面の人と話すときに、緊張して上手く話せなくなるのは、相手に不快感や悪い印象を与えたくない気持ちが働くからです。
過度に人の目を気にしてしまうと、自分の評価を落とさないようにしようと身構えてしまうため、緊張してしまいます。
相手からの印象を気にしすぎてしまうのは、積極的に会話ができなくなる原因になります。
遠慮しすぎている
初対面の人との会話に苦手意識を持っている人は
「初めから、こんなことを聞いたら、失礼ではないだろうか?」
「会って間もないのに、これを言ったら、相手を傷つけてしまうかもしれない」
などと、考えすぎてしまう傾向があります。
相手の気持ちを考えることは、大切なことですが、考え過ぎて、過度に遠慮をしてしまうと、何を話していいのかわからず、会話が続かなくなってしまいます。
会話で失敗をした経験がある
過去に会話で失敗をしてしまった経験がある人は、それがトラウマになって、苦手意識を持っていることがあります。
その時と状況も相手も違う場合でも、過去の経験から話すことを恐れてしまい、円滑に会話をすることができなくなっているのです。
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初対面の人と上手く会話するコツ
キーワードをつかんで、共通点を見つける
相手との共通点が見つかると、会話は広がり、親近感も芽生えます。とくに初対面の場合は、共通点を見つけることに焦点を絞るとよいでしょう。
そのためには、相手の話から何を拾い上げるかということがポイントとなります。
相手の話から、自分の気になったこと、相手が話したそうだと思えることをキーワードとして記憶にとどめてください。
そして、そのキーワードをもとに、話を展開していくのです。
私 「週末はいかがお過ごしでしたか?」
相手「ゴルフに行ったんだよ」
この会話でのキーワードは「ゴルフ」です。このゴルフをもとにして、いろいろな角度から質問を広げることができます。
私 「ゴルフにはよく行かれるのですか?」
相手「いつ頃から始められたのですか?」
私 「どんなコースでプレーされたのですか?」
などなど、ひとつのキーワードから、思いつくだけでも、複数の質問が浮かんできます。
もし、思いつかないときは、5W1Hを基本にして質問を考えてみてください。
このようにキーワードを見つけることは、会話を上手に進めるうえで最も重要なことのひとつなのです。
そして、キーワードを拾って質問をしていきながら、会話の相手との共通点を見つけていくのです。
共通点が見つかれば、その時点で相手との距離は驚くほど縮まっていくはずです。
イエスと答えられる質問をする
相手に「違うよ」と言われるより「そうなんだよ」と言ってもらったほうが、次の話に進みやすいと思いませんか?
違うよという言葉は否定語です。否定された相手とは会話をしたくなくなるものです。
一方、そうなんだよという言葉は肯定語です。自分を肯定してくれる相手とは会話をしたくなるものです。
なかなか会話が進まないと感じるときは、相手に「イエス」と言ってもらえるような質問をすると打ち解けやすくなるのです。
私 「ゴルフって難しいんですよね?」
相手「そうなんだよ。よくわかるね、キミ」
私 「たとえばどんなところが難しいんでしょうか?」
相手「それはね…」
イエスで答えられる質問のポイントは「難しいんですか?」ではなく「難しいんですよね?」の「ね」で終わるところです。
「私はゴルフを難しいものだと思っています。あなたもそうですよね?」
こういうニュアンスを込めた「ね」なのです。これによって、会話の相手に対して共感していることを演出し、共通点を拾うきっかけにするのです。
キーワードを拾いながら、お互い共感できそうと思ったら「〇〇ですよね?」と質問を投げかけてみましょう。
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本日のまとめ
初対面の人と話すのが苦手な心理
・相手からどう思われるかを気にしすぎる
・遠慮しすぎる
・過去に会話で失敗した経験がある
初対面の人と上手く会話するコツ
・キーワードをつかんで、共通点を見つける
・イエスと答えられる質問をする