がさつな人の心理
なんとかなるという思いがある
がさつな人は、「がさつでもなんとかなる」「後でやれば大丈夫」という心理が働くことが多いです。
今無理をしてやらなくても、モチベーションが上がってから始めても問題ないと思っていたり、誰かが代わりにやってくれると思い込んでいたりします。
このタイプも人は、綿密に計画したり、マジメに取り組むことが苦手なので、周囲からはだらしなく見えます。
「なんとかなる」という心理があるため、常に物事に取り組む姿勢が適当なのです。
楽観的すぎるために危機感が持てなかったり、無計画に行動してしまったりして周りに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
周囲に対しての関心がない
自分のことにしか意識を向けないのが、がさつな人の心理です。
自分にしか興味がないので、職場で何らかのトラブルが起こったり、身近な人が困っていたりしても知らぬ存ぜぬという態度を貫く場合もあります。
「周囲で何があっても気にしない」、「どうでもいい」という心理が働くので、がさつな人は愛着というものを人にも、モノにも持ちません。
ボロボロの服を着ていたり、自分の周りの人にぶつかったりしてもお詫び一つ言えないなどの行動をするなら、がさつな人だと言えるでしょう。
面倒くさいと思っている
がさつな人の心理が働くのは、面倒くさがりな性格であることも関係しています。
仕事や家事など、日々あらゆる作業が面倒くさく、つい後回しにしてしまう場合も多いでしょう。
一度自宅のソファに座ると動きたくなくなることから、テーブル周りにものが集まってしまうこともあるようです。
身だしなみに気を配らなかったり、ものが散らかりやすいのも、めんどくさがりな性格が原因といえるかもしれません。
※無礼な人の特徴と対処法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
がさつな性格の直し方
人の話にはきちんと聴く
がさつな人は、人の話が聴けません。
表面上では話を聞いているように見えるけれども、「次に自分が何を話すか」ということに集中していて相手の話を聞けていないのです。
ですから、人の言葉を聞き流したり、何度も同じことを聞き返したりします。
人が何か話してくれたら、しっかりと聞き、メモを取る、適宜相手に質問を投げかけるなどの工夫をしないといけません。
ちょっとした心がけをすることで、話を聴ける人になれます。
整理整頓を習慣化する
整理整頓、身の回りを綺麗にする癖をつけることを意識していきましょう。散らかしたらすぐに片付け、定位置をしっかりと決めることです。
毎日、整理整頓をするように心がけて綺麗にする事を続けていくと必ず習慣になります。
家だけでなく職場でも片付けを心がけ、習慣化できれば、あなたの周囲からの印象は大きく変わり、がさつな人というレッテルをきっと克服できるでしょう。
身の回りが整理整頓されていると自然とがさつな印象も無くなります。
動作は音をたてないようにする
音をたてると、どうしても乱暴な雰囲気が出てしまうので、できるだけ音をたてないように意識して行動しましょう。
ドタドタと走る、バサバサと書類をかきまわす、ドカッとかばんを置くなどといった行為は、品位がなく好かれることはありません。
こうした行動は、忘れ物、紛失、ミスも多くなります。
日常生活で音が出るシーンはたくさんあります。どんな動作をするにもゆったり、静かに行うことを意識しましょう。
職場で周囲をイラつかせる行動
仕事中、近くにいる人の貧乏ゆすりや頭をかく癖といった何気ない仕草にイライラした経験はないでしょうか。
面と向かって注意するほどではなくとも、こうした「見ていて不快な仕草」は好感度を確実に下げてしまいます。
たとえば、それまで座っていた椅子をもとの位置に戻さない人。立ち上がってそのままにすると乱雑に見え、誰かが直さなければいけません。
会社のデスクであれば、通路が通りづらくなったり乱雑に見えたりすることもあります。
椅子の背にべったりと体重をかけるのもだらしなく見える仕草です。
特にレストランなどの背が直角の椅子はもたれるようにはつくっていないので、背筋は伸ばしておいたほうが好感度は高いでしょう。
「ながら動作」も嫌われることがあります。電話をしながら別の書類を見たり、ものを食べながら仕事をしたりといった行動は品位を欠きます。
電話の相手も自分への対応が「ながら動作」だと知ったらがっかりするでしょう。
いくら見えないからとは言え、相手に見られたら嫌な思いをさせる行動は控えるべきです。
ひとつひとつの行動に集中するほうが効率もよく、ミスも減らすことができるでしょう。
本日のまとめ
ガサツな人の心理
・なんとかなるという思いがある
・周囲に対しての関心がない
・面倒くさいと思っている
ガサツな性格の直し方
・人の話にはきちんと聴く
・整理整頓を習慣化する
・動作は音をたてないようにする