話が噛み合わない人の特徴
人の話を聞くことが苦手
人の話を聞くことが苦手な人は、相手が話をしているときに、自分が次に何を話そうかということで頭の中がいっぱいになってしまうため、話をしっかりと聞いていないことがあります。
相手から「この話について、どう思う?」と聞かれると、焦ってしまい、的を得ない返答をしてしまいます。
お互いが、相手の話をしっかりと聞く姿勢で会話をしないと、話が嚙み合わなくなります。
自分勝手
自分勝手な人は、自分の欲求を満たすためにコミュニケーションをとります。
例えば、
・自分が聞きたいことだけ聞けたら、後の話には興味を持てない。
・いきなり仲間の輪に入ってきて、自分が話したいことだけ話して立ち去る。
このように、自分本位な会話をしていると、話が噛み合わなくなります。
会話は相手に興味、関心を持つことが大切です。
話しに論点がない
話しに論点が無い人は、相手に伝えたいことを頭の中で整理できていない状態で、話を始めてしまう傾向があります。
例えば、上司に報告するときに「こんなことがありまして…」「私はこう思いまして…」など、起こったことの過程や、自分の考えぼかりを話してしまいます。
そのため、「どういうこと?」「結局何を伝えたいの?」と上司を困らせてしまいます。
自分の頭の中でわかっている内容を相手に伝えるのは、決して簡単ではありません。
しかし、まずはきちんと頭の中で整理しておかないと、噛み合わない話になってしまいます。
話がズレる3パターン
相手の話を奪う
Aさん)「階段から転落して、腕の骨を折ってしまいまして。何をするにも不自由です」
Bさん)「たいへんですよね。私も、昔、腕の骨を折ったことがあるんですよ。いや~、あの時は大変でしたよ。(身の上話が続く)」
Bさんは、Aさんの話を「私も、」と話を始めて、奪ってしまいました。
こうなると、お互いが話し手となり、聞き手が不在となるため、話が噛み合わなくなります。
このように、自分も同じ経験があると、自分の話も聞いてほしいという欲求が高まります。
同じ経験があるときは、相手の話を奪わないように注意が必要です。
【参考記事】「私はね‥」話し出したら止まらない。自分の話ばかりする人の特徴
相手の話を無視する
(営業)「こんにちは。X新聞の者です。X新聞の購読のお願いで伺い ました。今、新聞はどちらかお取りですか?」
(私)「私は、Y新聞が気に入ってまして、もう10年ぐらい取ってます」
(営業)「そうですか、X新聞は、キャンペーンをやっていて、今ならビールを差し上げることができます」
(私)「そうですか、ビールなどの景品はいらないので」
(営業)「これから、暑くなるのでビールは良いですよ。なんなら洗剤もプレゼントします」
勧誘員の方の質問に対して、私は、素直に答えたつもりです。
しかし、相手は私の答えに何の反応も示さず、自分の言いたいことを話し出しました。
私は、自分の言葉が無視され、相手は私に興味がないのだなと思いました。
このように、自分が話したいことだけを話すと、話が噛み合わなくなります。
無意味な質問をする
(相手)どちらの出身ですか?
(私) はい。大阪です。
(相手)へー
(私) 幼いころからずーと大阪で、出たことがありません。
(相手)ああ、そうですか。
話が途切れて沈黙が訪れたときに、ついやってしまうのが無意味な質問です。
無意味な質問とは、相手のことに興味、関心がないにもかかわらず、その場をつなぐためだけに、質問をすることです。
この場合も、相手の出身地に興味が無いのに、とりあえず質問したら、何とかなるという期待から質問しています。
そのため、せっかく相手が答えてくれているのに、話を膨らますことができません。
無意味な質問は、話が噛み合わなくなる原因となります。
本日のまとめ
話が噛み合わない人の特徴
人の話を聞くことが苦手
自分勝手
話に論点がない
話が噛み合わない原因
相手の話を奪う
相手の話を無視する
無意味な質問をする