2人っきりが気まずくなる理由
緊張する
初めて会う人、あまり親しくない人と一緒にいるときは、自然と緊張感が生じることがあります。
この緊張感は、相手の反応や自分の振る舞いに対する不安から来るものです。
会話への不安がある
会話が途切れたり、スムーズに流れないのではないかという不安が、気まずさを生む要因の1つです。
特に共通の話題や興味を見つけることが難しい場合には、無理に会話を続けることが難しく感じられるでしょう。
相手への印象が気になる
相手に対して良い印象を持たれることを望む一方で、そのプレッシャーや自己評価の高さが気まずくなる理由になることがあります。
自分をどう見られているかに神経を使ってしまうため、自然体でいることが難しくなります。
自己意識
自分自身に対する過度の意識や見られることに対する不安が、気まずさを引き起こすことがあります。
自分の外見や言動に対して過敏に反応してしまうことで、リラックスした態度をとることが難しくなります。
これらの要因が、2人っきりの状況で気まずく感じる理由として考えられます。
「自分が話すことに相手がどう反応するか読めない」
「自分が認められているかどうか分からない」
という不安があり、相手に悪く思われたくないので、距離を置いてしまうことにつながります。
2人っきりが怖くなくなる心構え
自分を相手より下に見る必要はないと認識する
実際の立場がどうであれ、相手を自分より上に見ていると緊張しやすくなります。まずは対等なコミュニケーションを意識しましょう。
それでも緊張するなら、自分が上に立って会話の主導権を握るイメージを持つと余裕ができます。
相手に話してもらうことを心がける
自分が頑張って話すことよりも、相手に話してもらうことを意識すれば、気は楽になります。
無理して面白いことを話そうと思わず、相手が気持ちよく話し始めるまで、思いつく質問をどんどん投げかけてみれば時間は埋まるはずです。
相手の反応が悪くてもがっかりしない
質問したことに素っ気ない反応をされても気にしないことが大切です。
「反応が悪い=自分を認めてもらえていない」と感じるとがっかりしてしまうものですが、ものごとに対する反応は人によって様々です。
相手に求めすぎないことが、楽に会話する秘訣です。
2人っきり時間を乗り切る方法
Case1「取引先までの移動中に上司と2人っきり」
直接話す機会が少なく、距離のある上司。電車やタクシーでの移動中に沈黙が続くと「何かしゃべらなくては」と焦ってしまう…。
対処法
その日の仕事をテーマに「商談で目指す着地点」「気をつけるべき点」などを質問してみましょう。
ただし、せっかく上司と話せる時間を仕事一辺倒で終わらせてはもったいない。
相手に関心を持ち、今まで知らなかった側面を知ることができるような質問をしてみましょう。
具体例:仕事の成功に向けた前向きな話をする。
○「今日の商談では、どのくらい具体的な話ができそうですか?」
目標が明確なほど、モチベーションは上がりますし、雰囲気も良くなります。商談が成功した風景を思い浮かべて、参加意識を持って具体的な話しや質問をしてみましょう。
話しが終わってしまったら…
相手が語りたい話を探り当てる
○「先日の3連休はどう過ごされていましたか?」
答えの中から、相手がしゃべりたそうな話題を探します。「ゴルフ」「子ども」「旅行」など、これはと思うキーワードを見つけて、そこから話を広げていきましょう。
Case2「夫の実家で義理の母と2人っきり」
夫がいれば話が弾むのに、義母と2人だと微妙な雰囲気が…。気詰まりなのは相手も同じはず…。
対処法
年輩の女性は基本的にはおしゃべり好きなことが多いです。夫がろくに話を聞いてくれないとしたら、義母は「誰かと話したい!」と切望しているはずです。
さらに「自分の話を聞いてもらいたい」願望が強いので、義母のツボにはまるネタを発掘できれば、喜々として話し続けてくれるでしょう。
具体例:義母の好きなことを探る質問をする
○「朝ドラ、ご覧になっていますか?注目している俳優さんっていますか?」
テレビや映画、芝居などの芸能ネタは、どの年代の女性にも通用する話題です。趣味や習いごとに熱心な年輩女性も多いので、はまっていることを聞いてみよう。
話しが終わってしまったら…
夫の子ども時代のことを聞く
○「タカシさんは、小さいころから甘いものが好きだったんですか?」
夫の子ども時代の話や、聞いたことのない意外なエピソードなどは義母の得意分野です。
「ぜひ、お聞かせください」と低姿勢で挑めば、話題は尽きないはずです。
本日のまとめ
2人っきりが気まずくなる理由
・緊張する
・会話への不安がある
・相手への印象が気になる
・自己意識
2人っきりが怖くなくなる心構え
・自分を相手より下に見る必要はないと認識する
・相手に話してもらうことを心がける
・相手の反応が悪くてもがっかりしない