失礼な人の心理
失礼な自覚が一切ない
わざと失礼な言動をする人もいますが、中には自覚がないという人もいます。
自覚がない場合は、自分の言動によって相手が不快に思っていたり、悲しい気分になっていたりという考えに及んでいません。
自分は全く問題ないという心理ですので、失礼なことをしているという自覚がない状態です。
自分の意見が正しいと思っている
自分の意見が絶対的に正しいと思う人は、他人にもそれを押し付けます。
頑固で柔軟性がないので「これが正しい」という考えを相手にも強要します。
職場の同僚や友人からのアドバイスや指摘があったとしても、受け入れる心理状況にはなっていないのです。
自分の思ったことをただ口にしていて、悪気はない
一般的な常識がある人であれば、自分の発言によって、職場や仕事関係の人たちに対してどんな影響が出るのかを考えます。
しかし、悪気のない人はこういった心理的なフィルターを持っていません。
自分がその場で思いついたことや感じたことを、直感的に口にしてしまうため、結果的に周囲から嫌味な人の烙印を押されてしまいます。
失礼な人の特徴
挨拶や返事を全くしない
こちらが挨拶をしても一瞥するだけ、話しかけても無反応という人がいます。こういう人は2つのパターンに分かれます。
1つ目は、機嫌が悪い、話したくないといった自分の都合で反応をしない人です。
2つ目は、上司や先輩には愛想よく振る舞うが、自分より下の立場の人には不愛想という人です。
挨拶や返事は人としてのコミュニケーションの基本です。挨拶、返事をしない人は、職場やコミュニティーの雰囲気、空気に無頓着という特徴があります。
プライべートに踏み込んでくる
「プライベートに入り込む質問を無遠慮に投げかけてくる」「あまり人に言って欲しくないことを触れ回る」という人がいます。
仕事終わりや休みの日の予定、恋人の有無というような、仲のいい友達にしか聞かないようなことまでも、どんどん踏み込んで聞いてきます。
失礼な人はそういった部分に関して通常の感覚を持っていないという特徴があります。
デリカシーがない
「女性に対してセクハラまがいな言動をする」「職場の空気を乱すような品のない下ネタを言う」人がいます。
デリカシーがない人は、TPOをわきまえるという心理が働かず、場を履き違えていることが多いです。
デリカシーのない人にとっては、そういった発言が面白いと思い込んでいる特徴があります。
失礼な人への対処法
プライベートに踏み込んでくる人
相手)「○○ちゃん。何歳? どこに住んでいるの?」
初対面なのに、あだ名で呼んでくる。面白半分でプライベートなことを聞いてくる。
【対処法】
「何で言わないといけないの!」と怒りをあらわにしたいところですが、淡々と「答えたくはありません」の一言をはっきりと伝える。
高圧的な態度をとる人
上司)「お前、なめてるのか!君の今後は俺次第なんだぞ…」
自分より下の立場の人間には、高圧的な物言いをしてくる。
【対処法】
言い返したところで、相手が屈することはないので、「え~・はい・そうですね」と適当に相槌を打って聞き流す。
人の悪口で盛り上がる人
相手)「○○さんて、最悪だよね~。あーで、こうで…」
その場にいない人の悪口で盛り上がる。
【対処法】
同調も反論もしない。「ちょっと、トイレに」と席を立つ。間違っても「悪口はやめましょう」などと相手を変えさそうとしない。
必ず、反論や否定をしてくる人
相手)「私は反対だな~、言っている意味が理解できない~」
意見や考えを伝えると、口ぐせのように反論や否定をしてくる人。
【対処法】
「そう思われるのですね。そう考えるのですね」で留めておく。
議論をしても意見がまとまることはない。
※こういう人も失礼!決めつけてくる人の特徴と対処法についてはコチラの記事を参考にしてください。
本日のまとめ
失礼な人の心理
・失礼な自覚が一切ない
・自分の意見が正しいと思っている
・自分の思ったことをただ口にしていて、悪気はない
失礼な人の特徴
・挨拶や返事を全くしない
・プライべートに踏み込んでくる
・デリカシーがない
失礼な人への対処法
失礼な人とは、無理して付き合わないようにする。
どうしても付き合わないといけない場合の注意点
①相手が失礼だからといって、腹を立てたり不快な感情を露わにしない。
②失礼な人の言葉には、反応を示さずに、淡々とやり過ごすぐらいの気持ちで対処する。