干渉する人の特徴
相手が心配
干渉する人は、とにかく相手のことが気になるし心配で構いすぎてしまうことがあります。
・大丈夫かな?
・失敗しないように教えてあげた方がいいかも
・サポートできることはしたい
といったように、「心配だからフォローしてあげよう!」という思いが強すぎて、相手の気持ちを無視した干渉がエスカレートしてしまいます。
相手が心配だからという自身の感情が重要なので、相手がどのように思っているのかは二の次になってしまっています。
従わせたい
干渉する人は、無意識に相手よりも上に立ちたいという心理が働いています。
自分よりも下の相手に対して、助言やアドバイスという名の干渉をして自分に従わせようとします。
・自分のやり方や考え方が正しい
・相手も自分の考えに同調すべき
・自分の言う通りにしておけば、間違いない!
という思いこみが根底にあります。
相手より自分が優れていると思っているときや自分の言いなりになってほしい相手に対し極度に干渉してしまいます。
認められたい
他人を干渉して世話を焼く人は、自分が持っている知識や能力をアピールして優れた人間だと認められたい気持ちが強くあります。
そんな気持ちや承認欲求のため、干渉してきます。こうして自分の存在意義を誇示しているのです。
このタイプの人は、自分の影響力や支配力を認めてもらえないと不安になります。ですから、自分には関係のないようなことまで知りたがったり、事細かに管理しようとしたりします。
「相手のためになることをしているのだから、感謝があって当然」思っているところが厄介です。
干渉する人の対処法
上司や先輩に伝えてもらう
「この人に話したことは筒抜け」という覚悟を決めましょう。
また過度に干渉してくる場合は、こちらから拒否反応を示すまでは気づかないのもこのタイプです。
自分で言いにくい場合は、上司や先輩など違う立場の人からやめてほしいことを伝えてもらうとよいでしょう。
スルーする
こういうタイプは、できるだけ避けるしかありませんが、頼まれもしないのにアドバイスやお説教するのが好きなので、プライバシーにズカズカと踏み込んできます。
そういう場合は、目を合わせないとか、話をそらすとかして、できるだけ答えないようにしましょう。
向こうの質問にいちいち答える義務はないですし、律儀に答えていたら大変なことになります。
いろいろ口出ししてくる場合は、一応話は聞きましたというふりをしながら、スルーしましょう。
心配性の親へ、子供とぶつかる前に
「だいじょうぶ?」ではなく「だいじょうぶと思うけど」
心配性の人がよく使う言葉が、「だいじょうぶなの?」です。
自宅から大学に通っていた娘が卒業し、就職するのをきっかけに、「家を出て、ひとり暮らしを始めたい」と言い出します。
母が思わず、
×「これまでひとり暮らしなんてしたこともないのに、だいじょうぶなの?」
人を心配するのは、それだけやさしい心をもっており、情愛にあふれている証でもあるのでしょうが、そんな自立心のある娘さんとすれば、
「お母さんは、まだ私を子どもだと思っているんだろうか。大人として認めてくれてないんだろうか」
と、不満に感じるのではないでしょうか。
人を思う言葉が、かえって相手の心を傷つける…そんなチグハグな事態になるのも、人間関係の側面なのでしょう。
とはいえ、「だいじょうぶ?」という言葉をかけてしまう心理の背景には、やはり、相手を子ども扱いにしている、あるいは、いつまでも子ども扱いにしたい、といった思いがあります。
子は親の気づかぬ間に成長しているものです。
それを「まだ子どものままだ」と思いたがるのは、親のエゴといえるでしょう。
子どもを信じる、信頼する、それが子供に安心感を与えます。
親であれば我が子を心配するのは当たり前かもしれませんが、まずは
〇「あなたなら大丈夫と思うけれど…」
と信頼感を伝えておきたいものです。
その上で、
〇「食事のこととか、お金のやり繰りのこととか、ちゃんと考えている?」
〇「怖い事件も起こる世の中なんだから、借りる部屋のセキュリティには注意しなさいよ」
このように心配ごとは、なるべく具体的な事柄を取り上げながら相手に伝えるというのも、話し方のコツになります。
「だいじょうぶなの?」という曖昧な言い方は、相手を自立した個人として信頼していないという印象になります。
だからこそ「だいじょうぶなの?」ではなく、「だいじょうぶだと思うけど」という話し方がいいのです。
本日のまとめ
干渉する人の特徴
・相手が心配
・従わせたい
・認められたい
干渉する人の対処法
・上司や先輩に伝えてもらう
・スルーする
子供とぶつかる前に
「だいじょうぶ?」ではなく「だいじょうぶと思うけど」
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