ひねくれ者の特徴
警戒心が強く攻撃的に反応する
ひねくれ者は、人の言葉を素直に受け止められない性格が影響し、警戒心が強い傾向も見られます。
たとえば、褒められても「何か裏があるに違いない」と疑い、警戒してしまうのです。
警戒心が強いことで、自ら相手との間に距離を作ってしまい、打ち解けるまでに時間がかかってしまったり、敬遠されてしまったりすることもあるでしょう。
また自分を大きく見せたり、自分のプライドを守ろうと攻撃的な反応を取ったりする人もいます。
この場合、本人に自覚がないことも多く、自分の行動が周りに、ひねくれ者と思われる要因になっていることに気づいていません。
相手が返答に困るような発言をしがち
ひねくれ者のなかには、無意識に相手が返答に困ることを言ってしまう人も少なくありません。
多くの人は、自分の発言で相手がどう思うか考え、困らせるようなことを言わないように気を付けています。
しかし、ひねくれ者は場の空気を読まず、無意識に返答に困ることを言ってしまう傾向があります。
返答に困らせてしまうだけでなく、場が白けてしまうこともあるでしょう。
そのため、空気が読めないといった印象を与えているかもしれません。
このようなタイプは反論すると、いじけて殻に閉じこもったり、急に怒り出したりするケースもあるので注意してください。
本当に自信を持っている人は、相手を否定しませんし、謙虚な人が多いです。
感謝の言葉を口にしない
「ありがとう」などの感謝の言葉を口にしないのも、ひねくれ者の特徴の1つです。
素直な感情表現が苦手なことやプライドが高いことが影響していると考えられます。
「本心を知られたくない」という心理から警戒心が強まることも原因でしょう。「コミュニケーションが上手に取れない上に感謝の気持ちもない人」と受け取られることもあります。
また褒められたとしても、「こんなの余裕だよ」とか「お世辞はいいから」というような返答が多く、褒められた言葉を額面通りに受け取ることも少ないです。
このように、人を見下すタイプのひねくれ者もいて、感謝をする側であることに気付いていない人もいます。
※感謝しない人の特徴や心理、さらに対応の仕方について、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ひねくれ者との付き合い方
長所をほめるとよい
話していて疲れるタイプに、ひねくれている人がいます。
・ミーティングの場で、誰かが良い案を出すと、必ず反対意見を述べる。
・人の揚げ足をとっては、話の腰を折る。
・もっといい案があるわけではなく、他人の案が支持されることが気に入らず、
ケチをつける。
・理屈で相手を負かしたり、勿体つけた言い方をしたりすることが多い。
・物事を素直に受け入れたためしがなく、批評や批判が好き。
いつもこんな態度なので、「一緒にいてもちっとも楽しくない。いない方が楽だ」と思われて、しまいには話しかける人すらいなくなってしまいます。
「ひねくれ屋」「へそ曲がり」「あまのじゃく」と呼ばれる人は、職場で厄介な存在といえます。
なぜなら、このタイプの人は、他人をわざと不快にさせようとする、意地悪なところがあるからです。
他方で、すべてに不満を持っているような人は、実は自分自身に一番不満を感じているものです。
他人を見下すような態度を示すのは、劣等感の裏返しで、それを他人に知られまいとして、虚勢を張って見せるのです。
このように、劣等感が強い人は、他人からバカにされたくないという気持ちを人一倍強く持っています。
自分の能力が高く評価されたり、人に好かれたりしているような人は、自尊心が満たされているので、自分を必要以上に大きく見せる必要はありません。
自信のない人ほど、傲慢な態度を取ったり、強がりを言ったりすることで、優越感を味わおうとするのです。
ひねくれ者の中には、劣等感を持っている人が少なからずいます。
ひねくれ者は、子供と同じようなものです。
子供の頃、好きな女の子をいじめたり、好きな先生を困らせたりという経験はありませんか。
好きな異性に対して、わざとそっけなく振る舞ったり、無視をしたりなど…。
子供は欲しいものが手に入らなければ泣きます。成績がよければ親にほめられて嬉しくなります。
ひねくれ者は、「他人に好かれたい」「認められたい」と強く願っているのですが、その気持ちを素直に表現すると、笑われるのではないか、自分の価値を低めるのではないかと不安を感じているのです。
周囲の人は、そこまで親身になって考える義理も必要性もないので、「扱いにくい人」として離れていくことになります。
では、ひねくれ者とは、どのように接すればいいのでしょうか。その答えは、「とにかく長所をほめてあげる」です。
自分を認めてくれる人がいれば、警戒心は和らぎ、態度もおだやかになってくるでしょう。
本日のまとめ
ひねくれ者の特徴
・警戒心が強く攻撃的に反応する
・相手が返答に困るような発言をしがち
・感謝の言葉を口にしない
ひねくれ者との接し方
・長所をほめること。
ひねくれ者は、劣等感を持っている場合が多い。劣等感から、素直になれず、傲慢な態度を取ったり、強がりを言ったりする。
ひねくれ者は、子供のように「他人に好かれたい」「認められたい」という要求が強いので、ほめることで、穏やかな態度をとるようになる。