感謝できない人の特徴
自立できていない
大人になっても自立してない人は感謝できない傾向にあります。
大人になっても子どもと一緒で、親に精神的、金銭的に面倒をみてもらっています。
常に親が助けてくれることを当たり前のことと思っているので、親にすら感謝もしてません。
他人に助けてもらったりお世話になったりしても、親に助けてもらうこととの区別ができないのです。
誰に何をしてもらっても当たり前としか思えないため「ありがとう!」という言葉は、まず出てきません。
相手の立場に立てない
相手の立場に立てないのも、感謝出来ない人の大きな特徴の1つです。
感謝とは他者の関係に対して「ありがたい」という気持ちがないとできません。
自分以外の人の立場に立ってその人の気持ちを考えることができれば、自然と相手の気持ちが分かるものです。
そして相手の立場や気持ちが分かれば思いやりや感謝の心が芽生えます。
ところが、相手の立場に立てないと、自分から見た一方通行の視点しかないのです。
ですから、何かしてもらっても当然、ありがたいと思っても直ぐに忘れてしまいます。
何事もネガティブに捉える
ネガティブ思考に支配されやすい人も、感謝の気持ちを持ちにくくなります。
ポジティブに考えられない人は、他人の好意を素直に受け止められません。
ありがたいことをしてもらっても、マイナスに捉えてしまい、感謝ではなく文句などに変わってしまいます。
「何か裏があるのでは」「他のお願いの前ふりでは」などと考えてしまうため、純粋な好意さえ疑ってしまう可能性もあります。
苦労知らず
苦労を知らない人は誰かに感謝することは難しいです。
普通に生きていれば多かれ少なかれ苦労はつきものです。
にも関わらず、苦労を知らないということは近くの誰かが苦労を肩代わりしてきたということでしょう。
感謝をする時というのは、自分が辛い時、ピンチの時だと思います。
その時に助けてもらえると感謝の気持ちが湧いてきます。
しかし、感謝出来ない人は助けてもらってもその場だけで、すぐに忘れてしまいます。
周囲の人たちが、助けてくれることを当たり前のことだと思っているからです。
損得勘定で生きている
何でもかんでも損得勘定してしまう人がいます。
自分にとって、損なのか?得なのか?が唯一の判断基準で生きています。
たとえば、自分でお金を出すことが嫌で、人におごってもらうことをすごく喜ぶような人です。
お金を出してくれる人、物をくれる人に対してはゴマをすったりします。
一方、誰かのために自分の時間を使ったり社会に奉仕したりする行動は絶対にしません。
自分にとって、損でしかなく何の得もないと考えているからです。
損得勘定で生きている人も、感謝できない人の特徴といえます。
感謝できないを直す方法
ありがとうのひと言を忘れない
人に助けてもらったり、気をつかってもらったりしたときに、「ありがとう」という言葉を言い添えることができるかどうか。
ここで、人の印象はずいぶん変わります。
パソコンのトラブルに見舞われ、どう解決していいかわからない。
戸惑っていると、隣りにいる同僚が見るに見かねて「どうしたの?」と声をかけてくれます。
同僚の手を借りて、どうにか解決。そこで、
×「ああ、よかった。もう大丈夫だから」
これでは、言葉足らずですね。
〇「もう大丈夫。ありがとう」
お礼の言葉を添えてほしいものです。
もちろん、同僚も「お礼の言葉を言って欲しい」と強く思っているわけではないでしょう。
けれども、このひと言で、同僚の気持ちも丸くなります。少しうれしくもなるでしょう。
この「ありがとう」を言い忘れてしまうことは、日常生活の中であんがい多いのではないでしょうか。
電車で向いの席に座っていた若者が、到着した駅で立ち上がる。座席にケータイ電話が残されている。
「お忘れですよ」と声をかけると、
×「あ、やべ」
と言い残したまま行ってしまう。これでは少し寂しい気がします。
人から親切にしてもらったとき、後になってから「あのとき、私はちゃんとお礼の言葉は言ったかしら?」と思い到ることがあります。
「ありがとう」という言葉だけは言い忘れないようにしたいものです。
とっさに口から出た「ありがとう」で、助けてくれた相手の心も潤います。
そこには短い「やりとり」ですが、十分なコミュニケーションが成立しています。
※感謝の気持ちを上手に伝える話し方について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
本日のまとめ
感謝できない人の特徴
・自立できていない
・相手の立場に立てない
・何事もネガティブに捉える
・苦労知らず
・損得勘定で生きている
ありがとうのひと言を忘れない
人から助けてもらったときに、「もう大丈夫」と自分が安心するのではなく、「ありがとう」のひと言を添える