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【武勇伝を語る人の心理と対処法】うざいと感じたときの話し方

武勇伝を語る人の心理と対処法について解説しています。

みなさんの周りに武勇伝を語る人はいませんか」?本日は、武勇伝を語る人の心理と対処法について解説しています。そして、武勇伝がうざいと感じたときの話し方を紹介しています。

 

武勇伝を語る人の心理

今の自分について話すことがない

 現在の仕事やプライベートが上手くいっていないので、過去の栄光にすがって自分を慰めたり、自信を持とうとしたりします。 
 そのため「学生の時、クラスで成績が一番だった」「20代の頃はモテモテだった」など他の人にとってはどうでもいいようなことでも、武勇伝として語り始めます。

 「今はどうなの?」と周りの人に聞かれたら、困ってしまうことでしょう。

周囲に凄いと思われたい

 自分に自信がなくて不安な気持ちを隠している場合、他人から褒められることで自分に自信を持てることがあります。

 そのため、どんなに些細なことでも、周囲の人に自慢して賞賛を引き出そうとするのです。

 武勇伝を語り、他人から褒められることで「やっぱり、俺すごいんだ」と、自分に自信を持てるのです。

自慢をしている自覚がない

 自分に自信がありすぎる場合、周囲の人が自慢話と捉える話し方をしてしまうことがあります。

 「東大の時の同期から連絡があってさ、今度、起業するから一緒にやらないかって言われたんだよね!」

 などと、本人は自分にとってごく当たり前のことを話しているつもりでも、周囲からは嫌味にしか聞こえないのです。

 以上のように、武勇伝を語る人の心理はさまざまですが、共通して言えることは、自分に対する評価や承認欲求が強いということでしょう。

 武勇伝を聞く側はイライラしたり呆れたりするかもしれませんが、武勇伝を語る側は何らかの不満や不安を抱えている可能性が高いといえます。

 

※自慢話する人の心理と特徴について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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武勇伝を語る人の対処法

さりげなく他の話題に変える

 武勇伝は、一度始まってしまうと、その人の気が済むまで延々と続くものです。武勇伝のネタを切り上げるには、さりげなく他の話題に変えていきましょう。

 たとえば、「〇〇さん、インターハイに出たことがあるなんてすごいです。サッカーといえば、昨日の試合観ました?」

 などと話題を変えてみるといいでしょう。

 さりげなく、他の話題に変えてしまえば、相手の気持ちを害することもないでしょう。

「前も同じ話を聞いたよ」と伝える

 武勇伝が周囲に迷惑になっていることを気づかせることができます。ただし、相手の感情を傷つけないように優しく言うことが大切です。
「あ、その話は、確か、全国大会で入賞したという素敵な話ですね」

などと、オチを先に言ってしまうことで、その自慢話しを強引に強制終了させてしまう方法です。

 相手に伝えることで、繰り返される武勇伝を控えてくれるようになるでしょう。

共感して聞き流す

 武勇伝を話してくるのが、職場の上司や先輩など、立場が上の場合、下手な態度はとれません。

 そのような場合は、ひたすら共感して聞き流してしまいましょう。

 「すごい経験ですね。そういった経験があって今の先輩があるんですね」

などと、程よく褒めて共感していい気分にさせて聞き流してしまいましょう。

 褒め言葉と共感の言葉で気分が良くなれば、早めに自慢話も終了していくでしょう。


 以上のように、武勇伝を語る人の対処法はさまざまですが、共通して言えることは、相手の気持ちや立場を尊重するということでしょう。

 武勇伝を語る人は、何らかの不満や不安を抱えている可能性が高いのです。

 

※共感力が高い人の特徴と共感するときのコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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武勇伝がうざいと感じたら

武勇伝を止める話し方

 大手企業で働くS子さん。忙しい月末が近づくと直属上司の武勇伝が始まり、職場の空気が重い雲におおわれるといいます。

 それは誰かが自分より早く帰ったときに発生するのだそうです。

「いいよなぁ、8時に帰れて。俺が20代のころはいつも終電帰りだったよ」

「夜中の2時まで会社に残ってタクシーで帰ったことなんてしょっちゅうでさ…」

近くにいる20代のスタッフたちは、また始まったと苦笑いをしながら

×「そうだったんですね」

と肯定をするのですが、武勇伝は止まるところを知りません。

 

 そこでS子さんは次のように言ってみました。

すると、直属上司は満足したような顔になり、武勇伝が止まったのだそうです。

○「大変だったんですね。今の時代は自分も含めて忍耐力がありません。到底自分には真似できません」

 

 「上司は大変だったんですね」と最初に共感をしてから「でも今は忍耐が美学の時代ではありません」という否定を加えています。

 そして最後にまた「自分にはない忍耐力がある上司はすごいです」と肯定をしています。

 「肯定」+「否定」+「肯定」のサンドイッチ方式で上司を満足させ、武勇伝を見事に止めることができました。

本日のまとめ

武勇伝を語る人の心理

・自分について話すことがない

・周囲に凄いと思われたい

・自慢をしている自覚がない

 

武勇伝を語る人の対処法

・さりげなく他の話題に変える

・共感して聞き流す