WAKATU(話活)のススメ

楽しい人生は話し方が9割。

【これをやるとアウト!】人を引き合いに出してはいけない。やる気にさせるには「昔の君と比べて〜」を使う。

 

引き合いに出されて落ち込む人

「〇〇さんは、ちゃんとできるのに、あなたは出来ないのね」このように他人を引き合いに出される話し方をされると嫌な気分になりませんか?本日は、人を引き合いに出して話す人の心理から、相手を傷つけずに比較する話し方まで解説しています。

 

 「君は〇〇さんに比べて成長していないな。〇〇さん、あっという間に君を追い越してしまったよ」

 このように、誰かを鼓舞しようというとき、注意を促そうというとき、教訓めいたことをいおうとするとき、「誰かと比較して」という話し方をする人が少なからずいます。

 そのような人に限って、「あなたこそ、△△さんに比べたら…」と、他人と比べられると腹を立てます。自分が言われて嫌なことは、言わないというのは話し方の鉄則です。

 人は誰しも、人を引き合いに出されて、批判めいた話をされることを嫌います。

引き合いに出す話し方をする人の心理

刺激したい

 引き合いに出す人は、心理的に相手の気持ちを刺激したい願望があります。

 例えば、職場で上司が部下に対して

「今月、君と同期の〇〇君は、もうすでに契約が3件とれてるけどな」

 このように言われた部下は

「今月はまだ、契約がゼロだぞ」

とストレートに言われるよりも不快な気持ちになります。

 上司は、部下が不快な気持ちになることを分かっていて、わざと刺激するために言っているのです。

 モチベーションを高めてほしいという思いから言っていることが多いです。

特別な思いがある

 例えば、

「A子の彼氏は、記念日には必ずプレゼントを買ってきてくれるらしいよ」

と友人の恋人の名前を出す人がいます。

 彼氏からすると、他人と自分は違うから、比較してほしくないと思うでしょう。

 こういう場合は引き合いに出す対象の人に、特別な思いを抱いている可能性があります。

 友人の恋人が羨ましいため、つい本音が出てしまうのです。

    あまりにも引き合いとして使われることが多い人は、普段からその人のことを考えていることがあります。

自己表現が苦手

 「君はダメだなあ」といってから、「〇〇さんを見てごらんよ」と比較して、「だから、あなたもあの人を見習いなさい」と結論をつける…

 このように、型にはまった話し方でしか表現できない人がいます。

 このタイプの人は「どうすれば能力を伸ばしてくれるだろう」「どうすれば反省をして、行いを改めてくれるのかしら」と考えたり悩んだりすることが苦手です。

 そのため、「誰かと比較する」という安直な表現をしているのです。

相手を傷つけずに比較する話し方

相対的な評価をする

部下を鼓舞するとき

「〇〇さんに比べて、成績が劣っている。だから頑張れ」

〇「このチームの中では、数字が遅れている。だから頑張ろう」

 

 〇〇さんといった特定の個人を引き合いにするのではなく、「~の中では」「みんなと比べて~」といった話し方をします。

 これは、相手の「傷つき度」を小さくする話し方です。相手も冷静に受け止められるでしょう。

 

「比べて叱る」ときだけでなく、「比べてほめる」ときも、この言い回しは効果的です。

「宴会の幹事役には、君が一番だ。司会がうまいし、弁が立つ。〇〇君や△△君には無理だしなぁ」。

〇「宴会の幹事役を任せるなら、営業部の中では君が一番だな。司会はうまいし、弁が立つからみんなを盛り上げるのも達者だ」

    比べてほめられるのであれば、相手は意気に感じてやる気も増します。

    ただし、これも特定の人と比べるのではなく、「~の中では」「みんなと比べて~」といった話し方をします。

 引き合いに出された特定化された人が聞いたら、傷つくことになるからです

    叱るときもほめるときも、このように「特定化を避けた話し方」が効果的です。

個人内評価による比べ方

「鼓舞するとき」

✕「〇〇さんと比べて、君は成長していないな」

〇「最近の君は、あまり成長が見られないなぁ。去年のほうが生き生きとしていた」

 

「ほめるとき」

✕「〇〇君は全然、成長しないけど、君は最近、よく成長したよ」

〇「昨年の君に比べて、ずいぶん成長したものだね。隠れたところで努力を積み重ねていたんだね」

 

 このように「他人と比較する」のではなく、その人の過去と比較をします。

 この「個人内評価による比べ方」のほうが、相手は気持ちが鼓舞され、素直に反省もできるのではないでしょうか。

 本人が「自分自身を見つめる」ために有効な話し方です。

 

※職場で部下をやる気にさせるコツを紹介中⇩

 

www.wakatusmile.com

 

 

本日のまとめ

引き合いに出す人の心理

・刺激したい

・特別な思いがある

・自己表現が苦手

 

「心に響く」比較する話し方

・相対的な評価をする

・個人内評価による比べ方