悪い噂を流す人の心理
仲間を作りたい
仲間を作りたいという心理から、悪い噂を流す人がいます。
このタイプの人は寂しがり屋で、1人になることに強い恐怖を覚えています。いつでも多くの人たちに囲まれていたいと思っています。
その為、多くの人たちが興味を持ってくれる話をし続けようとします。
人は良い話にあまり興味を示さず、どちらかというと悪口などの方に興味を示す傾向があります。
ですから、仲間を作る為に、人の悪い噂話を広めようとするのです。
自分を優位に立たせたい
自分を優位に立たせたいという心理から、悪い噂話を広めようとする人がいます。
このタイプの人は、努力をすることが嫌いです。
ですから、周囲の人たちよりも優位に立つ為には、誰かを貶めれば良いと考えるのです。
誰かの評判を悪くすることでその人を踏み台にし、周囲の人たちに自分が優位であるということを示したいのです。
この場合、飛び抜けて優位に立っている人はターゲットにはなりません。そのような人を貶めようとしても絶対に勝てないとわかっているからです。
同じレベルの人や下のレベルだと感じている人を貶める傾向があります。その方が貶めることが楽だからです。
そうして優位に立ち、優越感に浸りたいと思っています。
他人の不幸は蜜の味
他人の不幸は蜜の味という心理から、悪い噂を流す人がいます。
わかりやすく言い換えると、自分以外の他の誰かが困っていたり、辛い目にあっていたりするのが楽しくて仕方がない、という心理です。
所詮他人事ですから、そのような話をしたり聞いたりしていると、楽しくて仕方がないのでしょう。
このタイプの人は、他に娯楽や「楽しい」と思えることがないのでしょう。
他人のプライベートを垣間見ているような気持ちも同時に味わえる為、そこにスリルを感じている可能性もあります。
そのような楽しさやスリルを感じている間に、そこでの会話が他の人たちの口から口へ異動していき、いつの間にか広範囲に広がっているのです。
※裏表がある人の心理や特徴と対処法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
変な噂を流されたときの対処法
人は誰でも、噂話に興味を惹かれるものです。
×「〇〇さんって、人格的に問題があって、実は離婚経験があるらしいよ」
×「営業の〇〇さん、実績が上がらないので左遷候補に上がっているらしいね…」
誰かにこんなふうに話しかけられたら、思わず耳を傾けたい衝動にかられてしまう人も多いと思います。
しかし、その噂話に出てくる人物がもし自分だったら、どんな気持ちになりますか?
「陰でコソコソ言いまわるなんて卑怯だ。ハッキリと言いたいことがあるなら、言えばいいのに」
と怒りを感じるのではないでしょうか。
現実には、ありもしない悪い噂を流しているやっかいな人は、実にたくさんいるのです。
こういう人は、相手に言いたいことを面と向かって言う勇気がないため、出所がわからないように「噂話」として周りの人に言いふらします。
そして、よくない噂話が広がることによって、その相手のイメージが悪くなることを望んでいるのです。
ですから、運悪く自分が噂話のターゲットにされたら、まず周りの人の誤解を解いていくことが先決です。
○「私の噂話が流れているようですが、まったくの事実無根です。この話を流した人に心当たりがあるなら、教えていただけませんか?」
というふうに言えば、周りの人には「あれは噂なんだ」ということが理解してもらえるので、噂はひとまずおさまるでしょう。
そして、噂話を流していると思われる人を見つけたら、直接こう言いましょう。
○「私に関して悪い噂を流している人がいるようですが、心当たりはありませんか?実は誰かは見当がついているのですが、確かな証拠をつかんでから一度話し合いたいんですよ」
もし相手が犯人なら、「私がやりました」とは言わないでしょうが、「バレたかも‥」と恐怖を感じて、それ以上悪い噂を流さなくなるいでしょう。
悪い噂に自分自身が振り回されないためには、「断固として噂話を止めてみせる」という姿勢を相手に見せるべきです。
本日のまとめ
悪い噂を流す人の心理
・仲間を作りたい
・自分を優位に立たせたい
・他人の不幸は蜜の味
悪い噂を流されたときの対処法
①まず周りの人の誤解を解いていく。
周囲の人に
「私の噂話が流れているようですが、まったくの事実無根です。この話を流した人に心当たりがあるなら、教えていただけませんか?」
と尋ねてみる。
②噂話を流していると思われる人を見つけたら、その人に
「私に関して悪い噂を流している人がいるようですが、心当たりはありませんか?実は誰かは見当がついているのですが、確かな証拠をつかんでから一度話し合いたいんですよ」
と直接言う。