虚言癖がある人の特徴
嘘をついている自覚がない
虚言癖の大きな特徴としてまず挙げられるのは、嘘をついている自覚がない、または自覚が通常よりも薄いという点です。
小さな嘘から大きな嘘まで、ありとあらゆる嘘を平然とつき、悪気がない場合も多いです。
このタイプの人は、どうでもいいような些細な嘘を、常に生み出しています。
些細すぎて、本人も自分がついた嘘の内容を覚えていないことが多いのも特徴です。
あまりに自然に嘘をつくので、嘘と現実の境界があいまいになっているケースもあります。
虚言癖があると知らずに話を真に受けると、多くの人に迷惑がかかってしまうことも珍しくありません。
八方美人
「嫌われたくない」という意識が強く、周りに話題を合わせるために嘘をつき続け、八方美人と思われる人も少なくありません。
話を合わせるためには、どんな嘘でもついてしまうのが特徴です。
たとえば、本当は見ていないテレビを見たと言ったり、好きでもないアーティストのファンクラブに入っていると言ったりするようなことが当てはまります。
見栄っ張りな人が多く、人から良く見られたい、人から羨ましく思われたいなどの願望が、嘘をつかせるのです。
その場しのぎの明らかな嘘なので、だんだんと話が合わなくなり、周囲にバレやすいのも特徴です。
話の矛盾を指摘されても動じない
虚言癖のある人は、嘘を指摘されても動じません。嘘をつくことが日常になっているため、話が矛盾していると指摘されても慌てることがないのです。
数日前に言っていたことと、全く違うことを平気で言うことがあります。
自覚や悪気がない場合が多いのですが、嘘を重ねることによって矛盾が生じ、その矛盾を隠すために更に嘘をつくという悪循環を繰り返します。
あまりに堂々と嘘を重ねてごまかすので、周囲はだまされてしまうこともあるでしょう。
また、虚言癖の人は嘘をつくことに慣れているので、ごまかし方も巧妙化しているケースもあります。
虚言癖がある人の対処法
あまり関わらないようにする
まず大前提としてですが、家族や仕事上重要な人物でないかぎり、付き合わないようにすると良いでしょう。
親切心からまともに話を聞いてあげていると、相手から「話を聞いてくれる人」と思われ、距離が縮まってトラブルに巻き込まれやすくなります。
虚言癖のある人と無理をして付き合うのは不愉快ですし、ストレスもたまります。
適切な距離を置けば、嘘をつかれたとしても気になりません。また、嘘をつくための標的にもなりにくくなります。
話半分に聞く
虚言癖のある人は、承認欲求が強いことが多いです。このため、真剣に話を聞いたりオーバーなリアクションをしてしまうと、それを見て嬉しく思って更に嘘を重ねて来ることが多いです。
そのため、「そうなんですね」と軽く話を流すなど、話半分で聞くことを心がけると良いでしょう。
そもそも相手は嘘をつく人であると認識し期待せずに接したりするとストレスが溜まりにくいです。
責任逃れの嘘は立場を危うくする
信用を失う前に正直に謝る
「そんな話は聞いてません」
というのは、言い訳をするときによく使われるフレーズです。
ほんとうに「聞いていない」のであればいいのです。
しかし、なかには、ほんとうは聞いていたのに、責任を逃れて自分の立場を守るために「聞いていない」と噓をつく、という場合もあるかもしれません。
この言い訳は、自分の立場をますます悪くするだけに終わるでしょう。
×「締め切りが今日だったなんて聞いていませんよ。まだ仕事は完成してません」
×「迎えにきてほしいなんて話、聞いてなかったわ。今から迎えに行くなんて不可能よ」
たしかに言ったはずなのに「聞いていない」などと噓をつく人を、相手はもう信用しなくなるでしょう。
「ああいう嘘をつく人とは、もうつきあえない。大事なことも任せられない。約束したことが約束にならないんだから」と、その人のまわりからは人が去っていく結果になるのではないでしょうか。
そうなれば、その場は言い逃れることができたとしても、結果的に自分の立場は悪くなっていくでしょう。
職場では隅に追いやられ、友人同士の関係でも孤立してしまいます。
ですから、「聞いてない」などと嘘を言ってまで言い逃れをしようとは思わないことです。
正直に
○「忘れてました、うっかりしてました。申し訳ありません」
と、心から謝罪するほうがいいでしょう。
もちろん、それが大事なことだったら、相手から叱られたり、文句を言われたりするでしょう。
しかし、正直に告白して誠心誠意謝れば、きっと相手は「今回のことはしょうがない」と言ってくれると思います。
※逃げ癖がある人の特徴と対処法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
本日のまとめ
虚言癖がある人の特徴
・嘘をついている自覚がない
・八方美人
・話の矛盾を指摘されても動じない
虚言癖がある人の対処法
・あまり関わらないようにする
・話半分に聞く