「〇〇部長は左遷になるらしいよ」「企画課のYさんが退職したのは、Xさんのいじめが原因らしいよ」などと、社内通な人はどこにでもいるものです。
その話が本当なのか嘘なのかわかりませんが、話の多くがネガティブな内容です。
こうした噂話に悩まされている人は多いと思います。
噂好きな人の心理・特徴
自分のことは話さない
他人に自分のことを話すリスクを知っているので、自分の話が広まることを恐れ、個人的な話を周囲に話さないようにしています。
このタイプの人は、他人の噂話をすることで、秘密を共有するような感覚になり、グループから孤立していないという安心感を得ています。
自己肯定感が低い
自分に自信がないため、無意識に自分のことではなく、他人の話をする人です。
自分の話で盛り上がる自信が無いため、他人の話でしか共感や興味を得ることができません。
このタイプの人は、噂話で意見交換をして意見が一致すれば、内心ホッとしています。
嫉妬心が強い
ブランド品の高級バッグを持っている人を見て「もしかして、あの人、パパがいるんじゃない?」というように、羨ましいことが妬みとなり、無意識にうっぷん晴らしをしている人です。
退屈しのぎ
日々、忙しくしている人は、噂話をしている余裕はありません。
一方で、時間を持て余している人は、噂話を好む傾向があります。
退屈になってくると、ストレスが溜まってきます。そのストレス解消のために噂話をするのです。
【参考記事】自己肯定感の高め方
【参考記事】嫉妬心については⇓
噂好きな人への対処法
「営業部のAさんと経理部のBさん、不倫しているみたいよ」
という噂話に対して
間違った対処法
×「えっ、不倫なの知らなかった」
×「へえ、そうなんだ~」
このように、相槌を打ってしまうと‥
あなたが居ないところで
「営業部のAさんと経理部のBさんの不倫の噂、どうやら本当みたいよ。〇〇さんもそう言っていたわ」
というように、この噂の発信元があなたであるように、他人に言いふらされてしまいます。
かといって、
×「単なる噂で、本当かどうか分からないことは言わないほうがいいよ」
などと、相手をたしなめると、恨みをかってしまいます。
正しい対処法
〇「他人のことには、全然興味がないわ」
〇「いま、忙しいから」
などと言って、その場を逃れるのが得策です。
噂好きな人は、自分がいかに、たくさんの情報を持っているか、人にひけらかしたいのです。
自分の話を「ふんふん、それで」と熱心に耳を傾けてくれる人を求めています。
ですから、話に興味が無いことを示せば「脈なし」と思って離れてくれるでしょう。
自分が噂話のターゲットにされたときの対処法
自分が噂話のターゲットにされたら、まず周りの人の誤解を解いていくことが先決です。
○「私の噂話が流れているようですが、まったくの事実無根です。この話を流した人に心当たりがあるなら、教えていただけませんか?」
というふうに言えば、周りの人には「あれは噂なんだ」ということが理解してもらえるので、噂はひとまずおさまるでしょう。
そして、噂話を流していると思われる人を見つけたら、直接こう言いましょう。
○「私に関して悪い噂を流している人がいるようですが、心当たりはありませんか?実は誰かは見当がついているのですが、確かな証拠をつかんでから一度話し合いたいんですよ」
もし相手が犯人なら、「私がやりました」とは言わないでしょうが、「バレたかも‥」と恐怖を感じて、それ以上悪い噂は流さなくなるでしょう。
悪い噂に自分自身が振り回されないためには、「断固として噂話を止めてみせる」という姿勢を相手にみせるべきです。
本日のまとめ
噂話が好きな人の心理・特徴
・自分のことは話さない
・自己肯定感が低い
・嫉妬心が強い
・退屈しのぎ
噂話が好きな人への対処法
噂話が好きな人は、自分の話を熱心に聞いてくれる人を求めているので、「忙しい」「他人には興味がない」などと言って、距離を置くようにすれば、話しかけてこなくなる。
噂話のターゲットにされたときの対処法
まずは、周りの人の誤解を解くこと。事実無根であることを伝え、誰が噂を流しているのかを聞いてみる。
噂話を流している人の見当がついたら、その本人に直接、誰が噂話をながしているのか見当がついていること、そして直接話し合いたいと伝えましょう。
悪い噂に自分自身が振り回されないためには、「断固として噂話を止めてみせる」という姿勢を相手にみせるべきです。