初めて出会った人に対して「この人は話がしやすいなぁ」「この人は話がしにくいなぁ」と感じることはありませんか?
「話がしやすいなぁ」と感じる人は、受け答えがうまいのです。いわば、乗せ上手であり、引き出し上手なのです。
「ほおー」「いいですねえ」「すばらしい」「さすがだ」「それで?」「うまくいく」「そごいよ」…と、目をキラキラさせて、相手の話に合いの手を入れます。
言い方を換えれば「反応上手な人」「聞き上手な人」ともいえます。
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反応上手になるポイント
会話に感嘆詞を入れる
何を話しかけても「そうなんですか」と応えるAくん
(私) 「昨日、ディズニーランドに行ってきんですよ!」
(A君)「そうなんですか」
(私) 「ビッグサンダーマウンテンに乗ってさー」
(A君)「そうなんですか」
(私) 「すごーい、スピードで、迫力満点!」
(A君)「そうなんですか」
私の話には、あまり興味がないように受け取れます。 これでは、あまり会話が盛り上がりませんよね。
一方でB君は
(私) 「昨日、ディズニーランドに行ってきたんですよ!」
(B君)「えー! ディズニーランドですかー♪ いいな~」
(私) 「ビッグサンダーマウンテンに乗ってさー」
(B君)「わー!!ビッグサンダーマウンテン! どうだった?」
(私) 「すごーい、スピードで迫力満点!」
(B君)「へー♪ すごーい!! 他にも何か乗った? 聞かせてよ!!」
B君のように、反応してくれたら、どんどんしゃべりたくなってしまいます。
B君が会話に使っていた「えー!」「わー!!」「へー♪」…という表現を「感嘆」といいます。
他にも「ほー!」「わー♡」「そーなんですかー(*^_^*)」などたくさんあります。
反応上手な人は、この感嘆詞を相手の会話に合わせてうまく使っています。
使い方は、言葉の最後の「!」「!!」「!?」「♡」「♪」「(*^_^*)」に感情を込めてください。
それと、「-」の部分です。感嘆詞を伸ばします。
口ずさんでもらえれば、わかりますが「そうなんですか」と「そうなんですかー」では感情の伝わり方が違いますよね。
会話にオウム返し(反復)を入れる
話を反復することで、「話をしっかり聞いている」「共感している」ことを相手に伝えることができます。
相手は「うん、そうなんだよ。実はこんなことがあってね…」と次の話がしやすくなります。
「私、海水浴に行ったんだ」
「へー! 海水浴に行ったんだ」
「ここ最近、スランプみたいなの」
「そっか…、スランプなんだね」
「お寿司を食べに行くんだ」
「お!お寿司いいな~」
「この近くに新しく出来たんだよ」
「え!この近くに、行ってみたいなぁ」
会話例のようにオウム返しに、感嘆詞を加えると、さらに会話が弾みます。
※オウム返しについてはこちらを参考にしてください。
否定的な表現をしない
部下「部長、いいアイデアが思いつきました」
×「ただ、そうはいってもね。予算はどのくらいかなあ」
×「社長はOKを出さないだろうね」
否定的なことを言ってしまうと、会話にブレーキをかけてしまい、せっかくのアイデアも台無しです。
〇「すごいよ、それは斬新な意見だ」
〇「いいねえ、きっとうまくいくよ」
このように、次から次にアイデアが出てくるような反応をすることで、会話が活性化され、また良いアイデアも生まれてくるのではないでしょうか。
本日のまとめ
反応上手な人がやっていること
・感嘆詞を入れる
⇒相手が気分良く話せるようになる。
・オウム返しを入れる
⇒話をしっかり聞いていることを伝えるこで、相手は安心して話すことができる。
・否定をしない
⇒否定をすると会話を止めてしまう