質問力が高い人の特徴
質問をすることに臆病にならない
質問をすることに対して、抵抗感がある人が少なからずいます。
質問すれば無知だと思われるのではないか?こんな質問に意味はあるのかな?と、考えてしまうからです。
相手や第三者に何を思われようが、感じる疑問は人それぞれ違います。質問することは、何も恥ずかしがることはありません。
恥ずかしいからと質問をせずに疑問を解消しないままでいると、後で大恥をかくことになりかねません。
5W1Hで質問する
5W1Hは「誰が」「何を」「いつ」「なぜ」「どこで」「どうして」の疑問詞で、質問の基本です。
これらの疑問詞を使えば、答えが導きやすくなるだけでなくさらに話を広げることができます。
「はい」「いいえ」で終わる質問をしても構いませんが、できるだけ疑問詞を使った質問をして情報を広げてみましょう。
※答えを「はい」「いいえ」のように限定する質問の仕方
「クローズドクエション」について
話をしっかり聞き、会話を広げる
質問力が高い人は話をしっかり聞くだけでなく、話を広げる質問をします。
例えば、相手が「田舎から東京に引っ越してきたの」と言えば「どうして引っ越してきたのか」「いつ引っ越してきたのか」「田舎と東京の暮らしはどう違うのか」など、様々な質問が生まれます。
また、「どう思いますか?」「どういう予定ですか?」など、答えを限定せずに、自由に回答できるオープンクエッションを使うことで話を広げることができます。
※話を広げる質問の仕方「オープンクエッション」について
質問力を高める方法
相手が答えやすい質問をする
質問をするときは、相手の立場に立って、相手が答えやすいような質問をしなければなりません。
人は質問をされると、その質問の意図を読み取り、その意図に沿った範囲で答えようとします。
質問の趣旨がわかりにくいと、相手から「どうしたの?」「どういう意味?」と、逆に質問をされるようなことになります。
質問をするときは、相手の立場にたって、なるべく負担をかけないようにすることが礼儀です。
パソコンを買う相談
パソコンを買おうと思っているときに、パソコンに詳しい人に対して
×「いいパソコンない?」
⇒相手は、見た目のいいパソコンを欲しがっているのか、性能のいいパソコンを知りたいだけなのか、どういう意味で「いい」と言っているのかが、わからない。
○「仕事で使うためのノートパソコンを買おうと思っていて、word、excelができるぐらいでいいんだけど、軽くてなるべく安いパソコンないかな?」
⇒具体的に伝えることで、相手は、自分の知っている範囲で情報を提供しやすい。
上司から部下へ声かけ
×「最近どう?順調?」
⇒どう?と聞かれても、部下はそれこそ、どう答えていいかわからない。
○「取引先への君の提案書、抜群だったね。面白い仕事に発展する感じがするよ。ところで、取引先の△△さん、どんな反応だった?」
⇒ほめ言葉を入れて、声かけすることによって、この後の会話にはずみがつく。
家電量販店でテレビを見ている客に店員が声をかける
×「何画素のテレビをお探しですか?」
⇒客は、いきなり画素数を聞かれてビックリする。画素数に興味がある客以外は、答えられない。
○「本日は、ご家庭でのテレビをお探しですか?」
⇒客が答えるのがいとも簡単な質問から入る。
本日のまとめ
質問力がある人の特徴
質問をすることに臆病にならない
5W1Hで質問する
話をしっかり聞き、会話を広げる
質問をするときは、相手の立場に立って、相手が答えやすいような質問をすること。
相手の立場にたって、なるべく負担をかけないようにすることが良い質問です。