心が折れやすい人の特徴
完璧主義
完璧主義者のひとは一見心が強いと思われがちなのですが、完璧に自分の思い通り物事をこなすことが出来ないと精神的に不安定になってきてしまう傾向があります。
計画通りにいかなかったり、自分が思い浮かべた通りにうまく行かなかったりすると、許せずストレスになってしまいます。
全てに対して高い理想があるので、結果とのギャップに落ち込んでしまったり、出来なかった自分に対して自己嫌悪を抱いてしまったりします。
完璧主義タイプには「白」か「黒」のどちらかしか存在しませんから理想通りに動けないことに対して柔軟性を持つことが出来ず、真っ向からぶつかりすぎて心が疲れてしまうのです。
マイナス思考
マイナス思考な人は「自分は何をしてもだめだ」と小さな失敗に対して過剰に落ち込んでしまいます。
人から見たら大きな失敗ではないことでも、過剰に落ち込んでしまうのです。
少しでもミスがあると悪い方へ悪い方へ考えてしまうので、心の負担になってしまいます。
結果として、決めたことに対してやりきることができない・成功体験がつめないことでよりマイナス思考に陥ってしまいます。
そういった人は自己肯定感が低いので、自信を持てません。
いい結果を出せるイメージが湧かず、前向きな行動が出来なくなってしまい、心が折れてしまうのです。
人と比べてしまう
心が折れやすい人は、他人と比較する傾向があります。
たとえば仕事での評価を同僚とくらべてしまったり、テストの点数を比較してしまったりと、些細なことでも人と比べてしまう人がいます。
自分の悪い部分と、他人の良い部分を比べてしまうので、自信を失ってしまいます。
自信を失った状態で取り組んでも上手くいかず、また他人と比べてしまい、心が折れてしまいます。
心が折れたときに立ち直る方法
休む時間をとる
心が折れてしまった時は、ゆっくり休みましょう。
真面目な人ほど「休むことは出来ない」と思うかもしれないですが、身体も心も、ダメージを受けた時は休息が必要です。
休むことで心に余裕が生まれ、また新しいアイデアが生まれたり、挑戦する心が湧き出てくるかもしれません。
休むことに対して、罪悪感を感じるかもしれませんが、心が折れてしまうことは自分にも周りにとっても悪いことです。
心が折れてしまう前に、休みを取ってリフレッシュしましょう。
誰かに相談する
心が折れた時は、周りの親しい人に相談しましょう。
なぜなら、心が折れている時はマイナス思考に陥りがちであるため、ひとりで考えれば考えるほどつらくなる可能性があるためです。
相談することで心が軽くなったり、自分では考えていなかった気づきを得られたりすることもあります。
また解決はしなくても、自分が思っていることを吐き出したり、自分のことを心配してくれる人がいると気づくだけで心が軽くなります。
職場の心が折れやすい人への接し方
心が折れやすい部下は孤立させない
心が折れやすい部下に接する上で重要なのが、「部下を孤立させない」ことです。
いい上司は「声かけ」がうまく、部下にちょくちょく声をかけては会話のきっかっけをつくります。
そうやって意思疎通を図っているのです。
会話が飛び交う職場は風通しがよく、活発に意見を出し合い、しかも組織としてのまとまりもあります。
しかし、この「声かけ」、簡単なようでいて、あんがい難しいものです。
×「最近、どう?順調?」
こういう漠然とした質問は、よくない声かけです。「どう?」と聞かれても、部下はそれこそ「どう答えていいか」わかりません。
お勧めしたいのが、「ほめて質問」の声かけです。
○「取引先への君の提案書、抜群だったね。面白い仕事に発展する予感がしるよ。ところで取引先の△△さん、どんな反応だった?」
ほめ言葉で「声かけ」することによって、その後の会話がはずみます。
これには、部下の嘘やゴマカシといったものを予防する効果もあります。
もしも取引先の反応がイマイチだったとしても、部下は、ほめられた安心感から正直に報告します。
そうすれば「改善点を見つけて、再提案してみてはどうだ?」
と、的確なアドバイスもできます。
×「どう?」
×「順調?」
だけでは、部下は「ええ、まあ」とうなずきながら、うまくいっていない状況を報告することもなく、なんとなくのスルーをすることもあるでしょう。
もうひとつ、「質問は具体的に」です。漠然と「どう?」では、やはり「ええ、まあまあ」で会話は終わってしまいます。
部下に「答えさせる」ためには、部下が「答えやすい質問」でなくてはなりません。それが「質問は具体的に」の意味です。
※声かけのメリットについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
本日のまとめ
心が折れやすい人の特徴
・完璧主義
・マイナス思考
・人と比べてしまう
心が折れたときに立ち直る方法
・休む時間をとる
・誰かに相談する
職場の心が折れやすい人への接し方
・心が折れやすい部下は孤立させない
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