口だけの人の特徴
後でやればいいと思っている
口だけの人はやらなければいけないことがあっても、すぐに取り組まずに後回しにしてしまう傾向があります。
職場で上司にトラブルの処理をお願いしても、「わかった」と言いつつ結局何もしてくれずに、「この人あてにならない」とガッカリするような経験はありませんか。
このタイプの人は、「自分に甘く、『まあ、いいや』と思っている」という心理があります。口では立派なことを言い、部下には厳しく指導するものの、自分では実践できません。
したがって、何事も後回しにして、結局やらないケースが増えてしまいます。結果、会社内で口だけで何もしない人と思われるのです。
※先延ばし癖がある人の特徴と改善方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
人にすごいと思われたい
口だけの人には尊敬を集めたい気持ちや、見えを張りたい気持ちが強い性格の人がいます。
職場の同僚や友達などで「こんな会社辞めて起業する」とか「夢を追って小説家になる」など大きなことをいうわりに、「いつになったら行動するの」という人がいませんか。
このタイプの人は、言ったことを行動に移せば良いのですが、断念してしまうこともしばしばあります。
その場が盛り上がれば良いと、勢いで何でも言葉に出してしまうことがあるからです。
周囲に「すごいね」などと言われたい虚栄心から嘘と言っても差し支えない口だけ発言をしてしまうのです。
自尊心が高い
「自分は優秀で、大抵のことはこなせる」そんな自信を持っている人がいます。
自信を持つことはよいことですが、口だけの人は実際の実力はそれほどでもないというケースがしばしばあります。
結果、自分と周囲との評価に大きな差が生まれてしまいがちです。
会社などで「この分野は職場で自分が一番理解している。」などと大口を叩いても、実際頼ると期待したほどの実力を持っていないケースなどあるでしょう。
しかし、自信満々な態度を見せるものの、実力がともなわないので、口だけの人と思われてしまうのです。
口だけの人対処法
なるべく関わらない
口だけの人と深く関わると、イライラさせられたり、迷惑をかけられたりします。関わり合わなければ、迷惑を被ることはありません。
職場であれば、会話を最低限にして、仕事内の付き合いだけに留めて距離を近くなりすぎないようにするのがおすすめです。
できるかぎり関わらないことで、口だけの人の適当な発言などに振り回されることが少なくなります。
書面など記録を残す
仕事などでは口だけの人の適当な発言で会社に損害が発生する可能性もあります。
重要な仕事をお願いした時や、破られたら困る約束をした時には、書面などで記録を残しておきましょう。
ポイントは、本人の前でスケジュール帳を開いて見せて、記録をとることです。
後から、「そんな約束していない」などと誤魔化されないようにする効果や、記録が残っていることで途中で放り出せない効果が期待できます。
一方、もし、本人にその気がなければ、「あぁ、考えとくよ」とその場を立ち去るでしょう。その場合には、その話はないと思ったほうが賢明です。
口だけでで行動しない人を改善させるには
相手に寄せる希望を伝える
「やっぱり積極的にガンガンいかないとね」「このチャンスに何もしないなんて、バカだよ。グイグイいかなきゃ」と、口では勢いのある話をしながら、その本人は一向に動き出す気配がない。
そんな行動が伴わない人につい、
×「あなたは、まったく口先だけの人なんだから」
と文句を言いたくなるのですが、それで、その口だけの人素直に行動派に変身するかといえば、おそらく逆効果です。
ひとつ文句を言うと、ネガティブな言葉の羅列になりがちです。状況を悪いほうへ悪いほうへ導いてしまいます。
損な言い方でもあるのです。
ポジティブな言い方に換えてみてはどうでしょうか。
たとえば、
○「有言実行の人っていいよね。いちばん信頼できるよ」
といった言い方です。
こう言ったからといってすぐに効果が表れるわけではないにしても、文句ばかりを言うよりは効果的です。
時間が経つにつれて、漢方薬のようにじわじわと効いてくるはずです。
×「あなたの、こんなところがイヤ」
という言い方ではなく、
○「あなたは、こうなってほしい」
と、自分の思いを伝えるのがコツです。
この方法は、仕事場の同僚だけでなく、親子関係、夫婦関係、恋人関係など、「近い関係」ほど効果が見込めます。
相手に寄せるあなたの希望は、静かに少しづづ形になってくるはずです。
本日のまとめ
口だけの人の特徴
・後でやればいいと思っている
・人にすごいと思われたい
・自尊心が高い
口だけの人対処法
・なるべく関わらないようにする
・書面など記録を残す
口だけの人への話し方
相手に寄せる希望を伝える
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